パープル ページ27
マーモンSide
雲戦当日
僕はゴーラ・モスカの内部にいた
その理由はとても簡単で、相手の雲の守護者・雲雀恭弥の実力を見極める為
そしてその後、上手くゴーラ・モスカを壊させて“九代目”が入っているかのように幻覚をかける為だ
『それではこれより霧の守護者、マーモンVSクローム髑髏勝負開始!』
それがあったからこそ、僕は昨日の霧戦でも本気を出さなかった
相手が六道骸の替わりだからってわけじゃなく今日の戦いの方が重要だったから
元々、これらの戦いは時代ボンゴレ守護者候補の力量を見定めるもの
殺し合いをする必要はないしね
『……ｯ絶対、負けない!』
……それに、替わりとはいえ相手の女術士は霧の守護者として認めるに足る覚悟を持っていた
実力は今少し及ばなかったようだけど、潜在能力は高い
アレなら霧の守護者としても相応しい
下手したら六道骸よりもね
ザ…
そんな事を考えていると
「君達…何の群れ?」
時間通りに相手が現れた
ム…いつの間にか他の奴らも来ていたみたいだね
何やら口論している様子をモニターで見ながら、少し息が上がっているのが自分でも分かった
はぁ…全く、このゴーラ・モスカの欠点は内部に入って炎を供給しないといけないことだね
だからこそ“九代目が無理矢理炎の供給源とされ、それを知った沢田綱吉側が本気になって自ら戦いを挑んでくる”ってシナリオに使えるんだけどさ
とはいえ、炎の供給源となれる人材なんてそうはいない
炎を具現化できる人間すら、特別な血統であるブラッド・オブ・ボンゴレや、一定以上の力を持つ強者と云ったアルコバレーノなどのほんの一握りの存在だけ
そして、そうなるとヴァリアーでゴーラ・モスカの供給源となれるのは僕かボスだけになる
……まぁ、ボスは沢田綱吉を挑発しなきゃいけないから、消去法で僕しかいないんだけどね
「そうか…アレを咬み殺せばいいんだ」
思わず嘆息していると、相手がそう呟いて怪しげに口端を吊りあげる
ついで、ボスの方から視線も来ていて
…安心してよボス
仕事に見合う報酬は貰ってるんだ、僕は依頼された内容はキッチリとこなすからね
僕は改めて気を引き締めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオイ(プロフ) - レナさん» もしかしなくても、ですｗクロちゃんは自分の方に来ていた敵は全て戦闘不能にしてから唄っているので問題ありません！ (2015年3月27日 21時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - もしかして、ザンザスオチ？ってか、今まで疑問に思っていたんですが、クロちゃん、歌で風操ってる間に殺されないの！？← (2015年3月27日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 実さん» ありがとうございます！私もキャンバス好きなのでファンが増えると嬉しいです！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
実 - 吹雪の試練スッゴクおもしろかったです!感動しました!!｢キャンバス｣がもっと好きになりました！ザン兄もクロちゃんも良かったね。今すぐこの世界にトリップしたい!!!!!! (2015年3月4日 23時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» なんとか2人くっつきましたーっ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年10月10日 22時
