レッド ページ24
ベルSide
深夜のバトルフィールド
今日の戦いは室内で行うらしい
ま、どっちにしろオレにとっては問題ないけど
「それでは十代目、行ってきますね!」
「う、うん!獄寺君頑張って!」
そんなことを思いながら、相手の会話を聞き流す
それだけで、相手がどんなに甘い考えの持ち主かが分かってしまうから
別に、ただの遊びや任務で殺す相手ならどんなに甘いことを言ってても気にしない
だけど、相手……こいつらは、いずれオレの上に立つ(らしい)奴ら
正直、スッゲー認めたくない
だって、おかしくね?
こんな平和ボケしたジャッポーネで暮らすような奴が、ボンゴレのボス候補?
そんなボケボケしたボスもどきの周囲にいる奴らが、ボンゴレの幹部候補?
いくらボンゴレが、王子と同じく血統を気にするって言ってもさ
努力も才能もなしに、血を受け継いだって”運”だけで王子の上に立つ?
そんなのゼッテーありえない
王子の上に立っていいのは、王子が認めたボスだけだ
「はい、十代目!」
「…」
だからさ
いくらボスが決めたことでも、こいつらが本当にボスより王子の上に立つに相応しいなんて思えないから
ポン
「ま、そう肩に力入れんなって」
さり気なく、自然に相手の肩にワイヤーを張り付ける
「ケッ」
ホラ、気づいてない
やっぱりこんな弱いもどきを鍛えるなんて冗談じゃないね
『それってさー、殺してもOKって事?』
『ああ』
「………うししっ♪」
ボスもあー言ってたし、オレはオレの好きなようにやらせてもらおう
ちょっと遊んで、期待外れならそれこそ殺しちゃえばいい
試練とか、計画とか、鍛えるとか
そんなの知らない
少なくとも、オレがいつだってボンゴレボスにふさわしいと思ってるのはオレ達のボスただ一人だ
あんなカッコよくて、強くて、畏怖すら覚えるのはボスだけ
なのに、そんなボスを差し置いて王子の上に立つ?
「ゼッテー負けねぇ…!」
「へぇ?」
…だったら、見せてみろよ
お前が王子より嵐の守護者に相応しいかどうか
お前のボスが王子のボスより上にいる価値があるのかどうか
お前らが本当にボンゴレに相応しいのかどうか
弱かったら――――――お前ら全員、殺しちまうぜ?
「ししっ♪」
ま、それでもオレは全然構わねーんだけどな♪
「それでは嵐のリング、ベルフェゴールVS獄寺隼人、勝負開始!!」
そう上機嫌に口角を歪めながら、オレはいつも通りナイフを手に取った
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アオイ(プロフ) - レナさん» もしかしなくても、ですｗクロちゃんは自分の方に来ていた敵は全て戦闘不能にしてから唄っているので問題ありません！ (2015年3月27日 21時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - もしかして、ザンザスオチ？ってか、今まで疑問に思っていたんですが、クロちゃん、歌で風操ってる間に殺されないの！？← (2015年3月27日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 実さん» ありがとうございます！私もキャンバス好きなのでファンが増えると嬉しいです！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
実 - 吹雪の試練スッゴクおもしろかったです!感動しました!!｢キャンバス｣がもっと好きになりました！ザン兄もクロちゃんも良かったね。今すぐこの世界にトリップしたい!!!!!! (2015年3月4日 23時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» なんとか2人くっつきましたーっ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年10月10日 22時
