アイヴォリーブラック ページ13
黒兎Side
みずきを殺しかけて
綱吉さん達に俺の残忍な本性を見られて
“もうこれ以上ここにはいられなくない“
それは動かしようのない事実で、それなのに
「〜っ師匠!どうしてですかっ!?」
「……何度言うてもならぬ」
師匠の返事はずっと変わらなくて
「ど、して…っ」
自分で自分をコントロールできない
それは白に混じわることも擬態することも許されないことだ
だからこそ、今すぐにでもここを離れなくちゃいけないのに…っ
「師匠っ!」
何度頼んでも、願っても、訴えても……師匠は首を縦に振ってくれなかった
「なんで…師匠っ!」
「お前は気付いておらぬのじゃ、その選択が間違っておることをのう」
「間違っ…てる?」
顔を歪ませる俺に、師匠はただただ静かに諭してくる
でも、俺にはその言葉の真意が分からなかった
だって俺は“みずき”を二度と傷つけたくない。守りたい
だからそれを妨害する要素はすべて……俺自身だって排除しなきゃいけない
その…はずなのに
「どこがっ…何が間違っているというんですかっ!?」
傷つけるから、傍にいられない
それなのに、離れることは間違っているなんて…?
「師匠っ!」
何度目かも分からない問いかけに、それでも師匠は何も言わなくて
ピンポーン
「!」
そんな時、不意に玄関のチャイムが鳴った
一体誰……………まさか、みずきじゃ…!!?
だったらどうしよう…っ!!
「し…っ」
慌てて周囲を見渡すけど、師匠はいつも通り気配も捉えきれなくなっていて、相談も出来なかった
ピンポーン
そして、判断に迷っている間もチャイムは鳴っていて
「……とにかく、出なきゃ」
……師匠が姿を消したのは、きっと「出ろ」という意味だ
それなら出た方がいい
あともし、ロンシャンだったらこれ以上待たせて不審に思われるのは避けたいし…
だけど、みずきだったら――
「…っ」
…その時は、すぐに玄関を閉めよう
俺と関わって、”みずき”が傷つくのなんか二度と見たくない…っ
ピンポーン
「…っはい」
そうして、俺が覚悟を決めて玄関を開けると
ガチャ…
「初めまして、君が藤黒兎だな」
―――誰?
そこに居たのは初めて見る相手で、みずきじゃなかった分、どこか拍子抜けしてしまった
「………え、と…?」
それにしてもこの人一体誰なんだろう…?
そう、疑問に思った瞬間
「俺は沢田家光。みずきの父親だ」
「…っ!?」
相手の言葉に、俺は一気に血の気が引いた
この人みずきの…!?
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アオイ(プロフ) - レナさん» もしかしなくても、ですｗクロちゃんは自分の方に来ていた敵は全て戦闘不能にしてから唄っているので問題ありません！ (2015年3月27日 21時) (
レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - もしかして、ザンザスオチ？ってか、今まで疑問に思っていたんですが、クロちゃん、歌で風操ってる間に殺されないの！？← (2015年3月27日 20時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 実さん» ありがとうございます！私もキャンバス好きなのでファンが増えると嬉しいです！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
実 - 吹雪の試練スッゴクおもしろかったです!感動しました!!｢キャンバス｣がもっと好きになりました！ザン兄もクロちゃんも良かったね。今すぐこの世界にトリップしたい!!!!!! (2015年3月4日 23時) (携帯から) (レス) id: e9c8e38941 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 令さん» なんとか2人くっつきましたーっ (2015年2月28日 22時) (レス) id: 514c05d317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2014年10月10日 22時
