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「何って…。忘れ物を取りに来たんだ」
お前こそなぜ教室にいる。
そう夜色の少女は鶯色の髪の少女を指差し言った。
先程まで目の前にいるクラスメイトの事を考えていた赤司は、直ぐに質問に反応できなかった。
「僕も忘れ物を取りに来たんだ」
「あ、赤司くんも?め、めめ珍しいね」
「そうでもない」
三人の間で沈黙が流れる。
シャッシャッ、と何かが空を切るような音がする
「そ、そう言えば!Aは何で赤司くんが来ると思ったの?」
「勘だ」
いつの間にか椅子に座って、机の上にカードを並べていた。
其を一枚一枚捲っていく。
「ほう……。これは興味深いな、傑作だ」
「Aと言ったな。何をしている」
赤司の方をちらりと見て、Aは確かに言った。
「何が見えたの!?A!」
「赤司征十郎。お前は、消滅する」
「……はっ」
彼女の手に握られていたカードは、大きな鎌を持ったドクロのカード。
『死神』
「死神は、状況を一度終わらせ、考えを改めてみる必要がある。
その他に、崩壊、終焉、結末、終止符………。
今のお前にピッタリだな」
「占いごときで……僕の何が分かる」
「分かるさ、お前の未来が。
そして占いは当たる。お前の友人もラッキーアイテムを常に持っていただろ」
その言葉で直ぐに思い付いたのは、同じ部活でキセキの世代と呼ばれたナンバーワンシューター。
しかし、同じ中学でも無かった彼女が分かるはずがない。と赤司は思った
「今日は大人しく帰る。文、帰るぞ」
「う、うん」
彼女たちは出ていった。
一人残された赤司は、不思議な彼女に興味を持って電気を消し、もと来た道を引き返すのだった。
『死神』
それは終わりのカード
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Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - うそぉw愛してるよ((ウソなんか出せやコノヤロー((((( (2018年2月11日 21時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» 褒めても何もでねぇぞ( ´∀`)σ)∀`)コノヤロー (2018年2月8日 20時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - いや、いつも君の小説は最高だな!涙が出てくるぜコノヤロー!コラボ作品出したいなぁ|д゚) (2018年2月8日 19時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» どうしたぁぁぁ! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - みゃのさぁぁぁぁぁっぁあん!!! (2018年1月29日 16時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
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