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「あら征ちゃん。忘れ物でもしたの?」


実渕の声に赤司は反応する。
振り返れば部員たちが驚愕の表情をしている


「ああ少しね」


「珍しいな、赤司が忘れ物するなんて!
なあレオ姉?」

「そうね。びっくりしたわ」


好き勝手言う葉山と実渕に苦笑する。


「お前たちは僕をなんだと思ってる」


「そうよね、征ちゃん。
引き留めて悪かったわ、早くいった方がいいわよ」


「もちろんそのつもりだ」


赤司がすたすたと校舎へ向かったのを見て、部員たちはそれぞれ帰路につく。








「……アイツは何だったんだ」



蛍光灯の緑色で廊下が色付く中、赤司は放課後に出会ったぶっきらぼうなクラスメイトの事をふと思い出していた。


生徒会が終わり、教室に荷物を取りに行った時、窓が開いていて…。
そこからの記憶が無かった。
ただ目覚めたときに茜色に染まったその夜色の髪を美しく思った。


そして……



『お前、何でそんな辛そうな顔してんだ?
あ、泣いてたのか』



泣いている、と告げられたとき心が動揺した。
そんなはず無いと頬に手を当て気づいたのだ



「僕は涙を流したのか…」



涙は弱者の証。
だからこそ涙を見せなかった赤司は、全てにおいて勝利を、その圧倒的力の差を見せつけていたのだった。



しかし赤司は知らない。
知ることさえも許されなかった。



『赤司征十郎。お前は、消滅する』



影の少女の予言通りに成ることを

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Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - うそぉw愛してるよ((ウソなんか出せやコノヤロー((((( (2018年2月11日 21時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» 褒めても何もでねぇぞ( ´∀`)σ)∀`)コノヤロー (2018年2月8日 20時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - いや、いつも君の小説は最高だな!涙が出てくるぜコノヤロー!コラボ作品出したいなぁ|д゚) (2018年2月8日 19時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» どうしたぁぁぁ! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - みゃのさぁぁぁぁぁっぁあん!!! (2018年1月29日 16時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゃのさん x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月26日 8時

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