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「この世は勝利が全てだ!勝者は全てが肯定され、敗者は全てが否定される。
僕は今まであらゆるものに負けたことはないし、これからも無い」


宣言するように赤司は言った。
夜影には分からなかった。ここまで“勝利が全て”と考えてきた赤司にも、人が勝利を欲するのも、全てが分からなくなった。


「全てに勝つ僕は…全て正しい!
僕に逆らうやつは親でも許さない」



「………」


無理かもしれない。彼女には申し訳ないが、赤司を変えるのは難しい。
キセキの世代は、黒子と誠凛を通して変えられたかもしれない。赤司も、彼女も。
しかし



「負けることなんて、赤司は許されていない」



だから。だから、赤司は知らないんだ。
“負けることも大切”物事には始まりがあれば終わりもあることを


「じゃあ行くよ…今日の所は挨拶だけだ」


「挨拶以外にもしてただろ」



言いたい事だけを言って帰るつもりの背中に向け、苦々しく小さく放った言葉は、赤司に聞こえてしまったらしい。
冷ややかな眼が、鋭く、さらに冷たくなって夜影を睨んだ


「本当は確認するつもりだったけど、皆の顔を見て必要ないと思った」


「そんだけのために呼んだのかよ」


「全員、あの時の誓いを忘れてないようだからな。
ならばいい…次は戦うときに会おう!A、行くぞ」



次は本当に皆の所に戻る赤司の後を追いかけ、階段を上ろうとした。
前に歩いて、何か裾が重いことを知る。


「何かな、黒子君」


夜影より大きい手が、裾を掴んでいた。振り払えば、いつでも赤司の元へ行ける程の力の弱さ。


「Aさん。貴方は忘れてしまったんですか」


「『約束』のことかな?」


「覚えてるのならなぜ」


いつの間にか、キセキはいなくなり夜影と誠凛組だけしかいなかった。赤司は待ってるかもしれない。それでも夜影にはその手を振り払う事はしなかった


「…君達が、変えると知ってるから。さぁ、もういいだろう。離してくれ」



「……!」



黒子は驚いた顔をして、素直に手を離した。その瞬間に、夜影は制服を翻した

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Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - うそぉw愛してるよ((ウソなんか出せやコノヤロー((((( (2018年2月11日 21時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» 褒めても何もでねぇぞ( ´∀`)σ)∀`)コノヤロー (2018年2月8日 20時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - いや、いつも君の小説は最高だな!涙が出てくるぜコノヤロー!コラボ作品出したいなぁ|д゚) (2018年2月8日 19時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん(プロフ) - Qボちゃん無敵の非塾民さん» どうしたぁぁぁ! (2018年1月29日 16時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
Qボちゃん無敵の非塾民(プロフ) - みゃのさぁぁぁぁぁっぁあん!!! (2018年1月29日 16時) (レス) id: aa10bf84ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゃのさん x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月26日 8時

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