あの子はヒロイン、私は寮長 ３【ツイステ】

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私は闇の鏡に呼ばれたときから、ずっと一人でこの寮にいた。





好きな格好をしてるだけなのに、男装だと思われて。



寮服がないから、黒のスーツを用意して。




男だと思われるのは良いけれど、



何故それであなたが可哀想だって思われて普通に過ごせるの？




胸もつぶして、溶け込めるように頑張った。



女だから、って思われたくなかったから。



女だって、男と変わらずに




優秀な魔法士になれるって証明したかった。





「それならなおさら…







私が悪役なら、あなたを退場させないと。」









「何いって……








え？」






直後、腹に伝う生暖かいもの。

広がる痛み。

手からこぼれ出す、赤。






命の危険がないところをわざわざ狙ったのか。

コイツは、どこまで甘えているんだろう。





「出てけ…今すぐ出てけ！二度と来るな！！」







そう言って、ふと気づく。




彼女は、これが目的だったのでは？



私が暴言を吐く機会を狙ってたのでは？





ここはオンボロ寮。誰もいない。

そういう固定観念が身を滅ぼす。






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作者です。
設定ですが、この世界では、女子校はあるにしろ
ＮＲＣ等に比べ教育環境が遅れてることにしました。
夢主は優秀ゆえ闇の鏡に呼ばれましたが、過去に前例は無いようです。
なので、夢主は「これを機に『共学』のハイレベル校を作ってやろう」と思ってます。

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