すとぷりの可愛い担当の白兎さん【すとぷり】

不安 ページ39

これで、良かったのだろうか……
今になって不安になる。

この時期になると彼奴の思考が少し読めるようになってくる。
だからか分からないが、俺が生まれた理由も知っているんだ。

この事をみんなに話すか今俺は迷っている。
(俺が生まれたのは、彼奴自身が起きてから病んだり不安定になったりしてみんなに迷惑をかけないようにするためなんです)

たった、これだけの事も伝えられない程臆病な自分に嫌気がさす。

『はぁ……』
つい、溜め息が溢れた。

えごさと言うものをしてみよう。

俺は、反響が気になってエゴサした。

@記憶喪失も人格の話も嘘です。皆さん騙されないで下さい。
私は、ゆしあくんの入院していた病院の看護師なので分かります。

@ゆしあくんを刺した人特定できました！みんな、こんな最低な人晒してしまいましょう！

@ゆしあは嘘つきだ

@そらるさんの弟とか絶対嘘。人気になるためについた嘘だろ


…………厳しいな。
思った通りに信じてくれる人は少なかった。
でも、少なからず心配の言葉もたくさんある。

俺は、それが嬉しかった。
少しでも信じてもらえて嬉しかった。

アンチは、人気になった人には必ずつくんだ。
気にする必要はない。

俺は、不安な心を皆さんのツイートで潤していた。





ー別室ー
しゅん「辛いんだろぉな〜……」
さ「仕方ないですよね。こればっかりは…」

机の上には、パソコンが置かれていた
ゆしあくんをエゴサしたのだ。

兄弟に関するものには、反論のツイートをする。

しゅんの心は、荒れていた。

しゅん「なんで、こうなっちまったんだろう……」
さとみ「…………」


さとみは思った、(こんな、重大な告知、信じる人のが少ないよなぁ……)

でも、それが真実なのには変わりないのだから。
リスナーさんを信じよう。

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