おはよう ページ35
『ん………あ、もう朝か』
昨日の夜中あんなことがあったせいか
眠りが浅かった。
寝て起きたらもとどおりになったりしてないか?なんて、希望を持ってみたが俺がここにいる以上そんなことは、なかったようだ。
しゅん「A、おはよ」ニコッ
無理してる………
『ねぇ、兄さん。俺とあいつは何が違う?なんで兄さんが無理に笑うんだ?教えくれないか?』
しゅん「あはは。バレタか。そうだな、お前とAは結構違うよ。」
『そんなに?』
しゅん「ああ。まず、言葉使いだな。Aは、もっと女の子みたいだったし、一人称が「俺」ではなく「僕」だった」
そうして、聞くとだいぶ違うんだな。
『ありがと。もう、いい』
辛そうな顔してるぞ?と言うと
しゅん「えっ?あっ、ごめん」
『別に大丈夫』
なぁ、なんで俺とお前はこんなに違うんだ?
嫌われ者の「俺」
と
愛され者の「僕」
おんなじ体から生まれた筈なのにこうも違う俺らは、どうなるべきなんだ?
どちらかが消えるしかない?
そうなると、“優しい僕”は自分が消える道を選ぶんじゃないか?
それだけは、避けようか。
愛され者のあいつが消えたら悲しむ人がたくさんいるもんな
なぁ、俺が代わりになるから
早く戻ってこいよ。
ーーーーーーーー
ピンポーン
インターホンがなった。
しゅん「あ!さとみさん来たかもよ?」
『え?さとみさん?』
何しに来たんだ?
ガチャ
さ「お邪魔します」
『あ、いらっしゃい(?」』
しゅん「早速お願いしてもいいですか?材料適当に使っていいんで」
さ「あ、はい」
なに作ろっかなー?
とか言いながら台所に向かう彼を見るとどこか懐かしく思えた。
初めて見るはずなのに……
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天魔あるむ。(プロフ) - ん?身長154だと赤くんより高くn((真実は分からないので黙っておきます。はい。面白かったです!見たの今更感あるけど今からぶっ通しで全部見にいきます! (2021年2月8日 18時) (レス) id: eb5fa0f0c9 (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: 9926d179e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 翔さん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/yukinoman/ (2020年7月13日 6時) (レス) id: 86d70f8e97 (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - ゆきさん» やっぱり出ません。w この作品のURLとかあります? (2020年7月12日 22時) (レス) id: 9926d179e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 翔さん» あとは、「BL短編集 ゆき」とキーワード検索してくださるとでると思います。 (2020年7月12日 21時) (レス) id: 86d70f8e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2020年2月3日 21時