158.結晶型イノセンス ページ40
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ふたりのイノセンスを拾って
ふたりの前に立った
『強制解除しちゃったんだけどさ
ふたりともシンクロできる?』
ふたりにイノセンスを渡し
試してもらったけどピクリとも動かない
ですよねぇ〜
イノセンスがすねちゃったのか
強制解除しちゃったからシンクロできなくなっちゃったのか
わかんないけどこれを何とかしないことには
エクソシストにすらなれないわけで
状況を察したのかフォーが近づき覗き込んだ
フォー「さっきまでできてたじゃねぇか」
『イノセンスって意外と繊細なんですよ』
さてどうしようか
私のイノセンスの片方はハートだから
念じればたぶんシンクロくらいできる
でも神田はのちに
結局結晶型としてシンクロしなおすんだよね、、、、
だったら今それしてしまったってよくない?!
なんて甘い考えだろうか
『フォー、さっき言ったこと覚えてますか?』
フォー「誰にも言うなって言った言葉か?」
『はい、絶対誰にも言わないでくださいね
もちろん、ユウやアルマ、マリにも同様に』
マリは、、、、あれ起きてるのかな?
気絶してるんだったらいいんだけど
神「何をする気だ」
『それはねぇ〜wwww
イノセンスを飲んでもらうのwww』
神・ア・フォ「ハァ?!?!」
声そろったwww
ま、そういう反応になるよね
一度はシンクロできたイノセンスなんだから
結晶型にすることはできるはずだ
私は神田の手に持っているイノセンスに意識を集中させて
念?みたいなものを送ってみた
私はイノセンスと会話なんてできないから
イノセンスが考えてることなんてわからないけど
できるって思うんだ
私が念じておかげなのかはわからないけど
神田のイノセンスが一瞬光ったかと思ったら
ドロッと溶けて黒い液状になった
神「っ?!」
ビクッとして驚いた神田に笑いそうになる
『さ!飲んで飲んでwww』
神「、、、、、」
アルマ「これって飲んでいいものなの、、、?」
『イノセンスを怖がってたら死ぬかもね』
私が死ぬまでの間に結晶型に成功したのは
リナリーと神田だけだった
きっとイノセンスは強い意志を持ったものを
選んでいるのだ
神「イノセンスなんざ、怖くねぇ!」
そう言って神田は男らしくグイッと
イノセンス飲んだ
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時