傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ39)

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157.説得ページ39

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アルマ「Aはなんでそんなことまで知ってるの？」

『言ったでしょ？
私はたぶん研究員よりも詳しく実験のことについて知っているって』

実際は知らないことのほうが多いんだろうけど
今は知ったかぶりをしておこう

アルマ「知ってるならわかるてしょ？
僕も、ユウも
生きていちゃいけないんだ」

『確かに、ふたりは死んだエクソシストの脳を移植されて
傷もすぐに治っちゃう
人間とは呼べないモノかもしれない

でもなんで生きてちゃいけないの？

そんなこと誰が言ったの？』

アルマ「いわれてない、、、でも」

『他人には言えない
他人とは違う人間なんて
この世界にはたくさんいるんだよ

ふたりだけが特別なわけじゃない

ふたりを否定してしまったら
イノセンスの力で異能を使える私も
生きていたらいけないってことになっちゃう』

アルマ「Aは普通の人間だよ！」

『普通じゃないよ
フォーに聞いてみればわかるんじゃない？

フォーにとってユウやアルマよりも
私のほうが怖いはずだから』

口を滑らせてしまったあの日から
フォーはどこか私を警戒しているような雰囲気があった

警戒するのは恐怖している証拠

得体のしれないモノに対する
人間らしい反応とも言える

フォーは人間じゃないんだけど、、、、

遠くで様子をうかがっているフォーを
アルマや神田が見るが

フォーは不愛想にそっぽを向いてしまった

『アルマは難しく考えすぎなんだよ』

アルマ「、、、、、そう、、、なのかな、、、、」

『せっかくふたりともイノセンスとシンクロできたんだから
こんなところで死なないでさ

エクソシストになって一緒にこの狭いアジア支部から出ようよ』

ふたりはまだ外の世界を全く知らない

見たくてたまらないはずだ

私がニッと笑うと
やっとアルマがニコッと笑ってくれた

アルマ「うんっ！」

もっと説得に手間取るかと思ったけど
案外あっさりとケリがついてよかった

『ユウもそーいうことでいい？』

神「、、、、、あぁ」

なんでまだ不満そうなんだろう

相変わらずの物調ずらだけど
一応返事はしてくれたし良しとしよう

『話がまとまったところで
残りはあと一つ！』

強制解除してしまったふたりのイノセンス

これって大丈夫だったのかな、、、？

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