傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ21)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:61,464 hit

139.初任務ページ21

.

ちょっと期待してたから残念

って今は気にしてる場合じゃないか

《停止》

AKUMAの方を向いてしゃべると
いつもと違ったなんか威厳がありそうな声が出た

AKUMAはぴたりと動かなくなって
格好の的状態

『AKUMA動けなくしたから
後はリナリーお願い』

リ「、、、う、うんっ！」

少々驚きながらも
言われた通りイノセンスを発動させて
AKUMAをどんどん破壊していく

流石に動かない相手だと安心できたのか
体がスムーズに動いている

あっという間に全滅させて
リナリーがイノセンスを解いた

『お疲れ様』

リ「ありがとう、、、」

嬉しそうに笑うリナリーに
こっちまで嬉しくなってしまう

その後再度街の中に戻って
次はイノセンス探しをしたけど

怪奇現象も、妙な噂も
全くなかったし見つからなかった

単にAKUMAがこの街に多かった
ということで結論が出た

数日かかると思われた任務だったけど
日帰りで帰れることになった

行きと同じで帰りも汽車に乗り
個室に入る

リ「Aは強いね」

今日会って初めて
リナリーから私に話しかけてくれた

めっちゃうれしい！！！

『言ったでしょ？
私強いってwww』

リ「同じくらいの年なのにすごい、、、」

『、、、、リナリーって今何歳？』

そういえばすっかり忘れてた
リナリーに会ったら年齢聞こうと思ってたんだった

リ「７歳」

『私と一緒だね』

そっか、私今７歳なのか

リ「ずっと、教団には大人の人しかいなかったから
Aが来てくれてすごくうれしい」

今朝リナリーと初めて会った時とは
比べ物にならないくらい
リナリーが明るく笑った

『私もリナリーと会えて
嬉しい！！』

幼いリナリーが笑うとマジでかわいいわぁ～

この調子で私がいなくても
リナリーが笑えるようになれば
私は安心してアジア支部に行けるな、、、、

あの悲劇がいつ起こるかわからない以上
一度アジア支部に行ってしまえば
長い間教団に帰ってこれなくなるだろう

その間、ルベリエ長官に心を折られないように
リナリーを助けてくれる大人を見つけないといけない

まだ

やることはいっぱいだ

『もっと頑張らなくちゃ、、、、』

リ「、、、、、、？」

.