131.アルマの実験 ページ13
.
次の日！！
私は研究所に来ていた
誰とって？
勿論ひとりで
だって絶対止められるから
ひとりでバレないように
ここまで来ましたとも！
そろぉ〜っと進んで行って
よくわからない廊下を進んで行くと
ある部屋から声が聞こえた
電気が漏れていて
誰かいるんだとすぐわかる
近づいて中を覗くと
実験の真っ最中だった
『、、、、ひどい、、、』
被験体はアルマ
イノセンスとシンクロをしようとしているが
上手く行くわけもなく
反動で体が傷だらけになっている
少し上のモニター室の様な所では
昨日会ったお兄さんたちが
実験の様子を記録していた
いやいやしている事は
わかっていてもやっぱり酷いと思う
ボロボロになるアルマを見ていられなくて
隠れて見ていたはずなのに
室内に入ってアルマの腕を
イノセンスから離した
アルマ「えっ！？」
びっくりしているのはアルマだけじゃなくて
その場にいた研究員もみんなだ
『もうやめなよ』
この実験は実らないんだよ、、、
そう言いたいけど
その言葉はぐっと飲み込んだ
「何故ここに！！」
「早く追い出せ！」
そう言う研究員たちを
ひと睨みして私はイノセンスを発動した
弓じゃ不便だから
どこにでもある刀
『来るなら相手になるけど？』
ただの刀なんだけど
刃物である事には間違いが無いため
それ以上近づく事のできない研究員
「やめるんだAちゃん」
モニター室から降りて来たお兄さんと
目があった
このお兄さんはきっと
優しい人
だけど、、、
そのお願いは聞けない
『神の使徒を人間が
作れるわけないじゃん！！！』
結局はアルマも神田も
シンクロ成功しちゃうんだけど
それは今言う事ではない
「こっちに来て、話をしよう
そこにあるのはイノセンスだ
間違って触れてしまったら危ないんだ」
危ない？
イノセンスって危ない存在？
それともキューブ型じゃないから？
咎落ちの末路なのかはわからないけど
歪な形をしているアルマのイノセンス
『危なくなんかない』
私がそう言ってイノセンスに
手を伸ばそうとすると
慌てた様子でその手をアルマが止めた
アルマ「危ないよ！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーな | 作成日時：2020年1月23日 2時
