132.アルマの実験 ページ14
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『大丈夫、危なくないよ』
イノセンスは本来
シンクロしようと思わなければ
無害のモノ
アルマが渋々手を離したので
そのままイノセンスにぴとっと触れた
何も起こらない
そう思っていたけど
触れた瞬間
私の体内のイノセンスがドクンと脈打った
そしてアルマのイノセンスもドクンと
鼓動する
イノセンス同士の共鳴?
ハートに挨拶でもしているのだろうか
『、、、いい子、、、』
優しいイノセンスの感じが
伝わってくる
人を傷つけたくなんて
ないんだよね
アルマ「だ、大丈夫なの、、、?」
『うん、全然
このイノセンス
とても優しい感じがする
アルマの事、心配してるみたい』
アルマの元の脳を持っていた女性は
とても優しい人だったんだろうな
可能性だけど
ハートの私が思えば
アルマや神田のイノセンスを
シンクロさせる事が出来るのかもしれない
だけどそんな事をしてしまったら
セカンドエクソシスト計画は
成功したとみなされて続いてしまう
それは阻止しないといけない
私は結局
何もしてあげられないのかな、、、
イノセンスから手を離して
研究員達の方を見ると
ありえないと言わんばかりの顔をしていて
『アルマは沢山怪我してるし
今日はもうやめてあげてください』
立ったまま固まっているみんなをよそに
私はアルマの手を引いて
実験室から出た
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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年1月23日 2時