129.検査 ページ11
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「シンクロ率だけなら
元帥を超えてるんじゃ、、、」
だからいくつ？
驚くみなさん
知りたくて仕方ない私
『えっと、、、いくつだったんですか？』
「、、、、196」
お〜、、、
わからない
思えば元帥のシンクロ率知らないし
神田やリナリーのシンクロ率も知らない
100超えたら元帥になれる
資格があるとは聞いたことあるから
まぁ、高いんだとは思うんだけど
アレンくんは方舟の中で
臨界点突破してたし
すごいんだろうな、多分
「と、取り敢えず検査は以上だよ
適合者ってのはわかったし
詳しい検査は本部に行ってからに
なると思うから」
お兄さんが器具を外してくれて
私はイノセンスを解除した
もうひとつイノセンスは持ってるけど
まぁ、これは言わなくてもいっか、、、
「数日で本部から迎えが来ると思うけど
それまではここでゆっくりしてるといいよ」
ゆっくりか、、、
そう言われても
することないしな、、、
『さっきの、、、アルマとユウはどこ？
お話したい』
「それは、、、」
渋った顔をするお兄さん
そうだよね、、、大事な被験体だし
だからといって
ここで引き下がる私じゃないけど
『お話するだけだし
いいでしょ〜〜？』
「う〜〜ん、、、」
『ダメ？』
「、、、、ダメ」
ケチ！
私をここに連れてきてどこかに行っていた
フォーがいつのまにか戻ってきていて
私はフォーに連れられて部屋を出た
まぁ、わかってたけどさ
いいじゃん話すくらい
フォーの後をついていくと
ついたのは一人用の部屋
フォー「お前の部屋だ」
『はい、、、』
つまりはここで
大人しくしていろってことか
フォー「さっき見た
ふたりの餓鬼のことは忘れろ
覚えてていいもんじゃない」
そう言うフォーの顔は
どこか悲しそうだった
フォーはなんだかんだで優しいし
本当は嫌、なんだろうな
『、、、後悔、、、すると思います』
フォー「後悔？」
『このまま続ければ
誰も望まない結果になる』
悲劇を生む実験
フォーだってわかってるんでしょう？
フォー「お前、実験のこと、、、」
『、、、、』
思わず余計なことを言った気がする
不審な顔をするフォーに
私は何も言えないまま
私はフォーを部屋から追い出した
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作者名：ゆーな | 作成日時：2020年1月23日 2時
