傍観者でいたかった【D.Gray-man】8

308.何が正解？ ページ13

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色々、聞きたいことは
各自ありそうだったけど



『ここで詳しく色々話すわけにはいきませんから
今日はこのくらいで終わりにしましょう』





私はリンク監査官をちらりと見ると
みんな納得した様子で
快く了承してくれた





みんなが帰っていく中
私はコムイ室長を引き留める





『今回のこと
上に報告しますか？』





コ「報告はするけど大丈夫
嘘はダメだけどちゃんと考えて報告するから」






そう言ってコムイ室長は
頭をなでてくれた




うん



コムイ室長なら



きっと悪いようには報告しないし




きっと言ってほしくないことは言わない






『ありがとうございます』





良い上司だよね、コムイ室長





話が終わって
待っていたのか
座っていた車椅子が動いた




神「病室まで送る」




『、、、、ありがとう』





術が解けてから
一言も話さなかった神田





何を、思ったんだろう





私の転生前の事は
神田にとっていいものではなかったはずだ





アルマも、、、、






いろんなことが気にはなるけど
今は考えても無駄だ






それに





今はそれよりも、、、、






『、、、、、、っ』







イノセンスを一つしか使わなかったのに
体が悲鳴を上げていた







術にかけた人数が多かったせいだろうか？




それとももう単純に
体が限界なのだろうか






神「病室ついたらさっさと寝ろ」




『、、、気づいてたんだ』




神「何年一緒に居ると思ってる」



『だよね、、、』





年数ってよりも
神田だから気づいたんだろうな




『ごめんね、、、、神田』




神「何のことだ」




『神田の気持ち知らないで
私は破壊してってお願いしたから』






知ってても、、、、多分




私は神田にお願いしちゃったんだろうけど





神田くらいしか
お願い聞いてくれる人いなかっただろうから





神「俺は知らないことだ」




『、、、、確かに、、、』




神田にとっては
記憶にもないことなわけで




気にしていないなら
それでいい





病室について
ベッドに移動すると




神田は先生を呼んでくると
さっさと病室を出て行った




気にしてるのは、、、、私だけ、なのかも






今までの事も
これからの事も




私が余計なことをせずに
私が経験した転生前の事も言わずにいれば




みんなはもっと楽だった、、、？









私の選択は




正しかったのかな、、、、、？









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