傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

294.転生前の出来事 ページ44

アレンside





テ「やぁA、元気だったか？」





呑気に挨拶するティキ・ミック



周りに敵ばかりって事
わかっているのだろうか、、、



師匠もいるし





『元気だったか？じゃない！！！！
状況わかってる？！？！

元帥勢ぞろいなんだけど？？？？
何やってるの？死にたいの？？死にに来たの？！』




テ「あれ〜喜ばれると思ったのに、、、」






二人が話しているときの表情は
とても自然で、みていて飽きない





リ「どうしてかな、、、
早く、ティキ・ミックと逃げてほしいって
思っちゃう、、、」




ア「そう、ですね、、、」




Aにとって
きっとそれが幸せなんだと
思ってしまって




教団を裏切ろうとしているAを
応援したくなる





テ「ルルベルが教団行ったって聞いたから
挨拶がてら来たんだけど

これってどういう状況？」




『最悪な状況かな、、、、』





クロス「そこの男がAのイノセンスを
取り出そうとしてんだよ」




テ「それってつまり
Aを殺そうとしてたってこと？

え？マジ？
お前ら仲間じゃなかったの？」




ル「仲間？
戦いもせずに教団を裏切っている彼女がかね？」






どうあってもぶれることのないルベリエ長官




この後、、、一体どうなるんだ？




ティキ・ミックについていく？
それとも、、、、






テ「俺と一緒に来るか？A」





ティキ・ミックから差し出された手を





Aが掴もうとする





それを見て
ほっとする僕たちをあざ笑うかのように






銃声が
響き渡った







ア「っ！！？」




誰も、予想なんてできなかった





『ティ、、、キ、、、』





ル「行かせるわけがないでしょう！！」





銃を撃ったのはルベリエ長官









これは、、、、っ






リ「なんてことを、、、」




ラ「あのおっさん最低さっ！！」





バク「あいつは一体何を考えているんだ！！！」




わかってる




みんなわかってるんだ




怒ったって、叫んだって
僕たちには、この状況を変えることはできないって




わかってても
怒りがこみあげてくるのを
抑えることができない






ルベリエ長官を毛嫌いしていた本当の理由は
きっとけれだったんだ





こんなの、許せるはずがない









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