傍観者でいたかった【D.Gray-man】6 (ページ25)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:57,742 hit

230.他言無用ページ25

.

目が覚めたら

ちょめ助がいた

『、、、、、、、よろしく』

なんかすっごい見られてる
目覚めで、目の前にドアップでAKUAMAがいたから
反射で発動しそうになった

「お前、具合悪いんちょ？」

『いや、、、もう元気だけど、、、』

「そーかそーか！
具合悪いのに江戸行くのかと思って
心配したっちょ」

AKUMAに心配されるエクソシストって、、、

すっごい複雑な心境なんだけど、、、

窓から入って来たんだろうけど
AKUMAの姿って不便じゃないのかな

私はソファーから恐る恐る立ち上がった

よしっ！
もう動ける

やっぱり一時的なものだったみたいだ

室内にはミランダだけがいて
ほかの皆はいない

外で何かしてるのかな？

私のためにミランダが残ってくれたんだろうけど
疲れてたんだね、、、寝ちゃってる

外に出ようかなと思っていたら
ブックマンだけが室内に戻ってきた

ブック「目が覚めたか
具合はどうだ」

『大丈夫です』

今ここにはブックマンと
寝ているミランダ
何故かいるちょめ助

いいタイミングかもしれない

『えっと、、、AKUMAさん』

「ん？なんだっちょ」

『私、ブックマンと話があるから
リナリーたちの所に行っててくれない？

誰も部屋に近づかないように
見張っててほしいの』

普通AKUMAなら聞かないお願いなのに
たぶんちょめ助は
頼まれるってこと自体がうれしいみたいで

満面の笑みを浮かべた

「わかったっちょ！」

窓からあっという間に出ていったちょめ助

純粋な子で助かった

『ブックマン、私のお話
聞いていただけませんか？』

ブック「良いのか？
話は江戸から戻った後にすると
ラビが言っておったぞ」

『私は生きて帰れるかわかりませんし
念のためです

江戸に入ったらゆっくり話す暇も
ありませんから

勿論、生きて帰れれば私の口から
皆にはいいます』

ブック「わかった
話を聞こう」

椅子に座って
私はブックマンに隠していたことをすべて話した

時折、ブックマンからの質問に答えつつ
２時間ほど、話は続いた

ミランダが起きないかどうかが気がかりだったけど
寝不足みたいだったし
最後まで起きることはなかった

『くれぐれも他言無用でお願いします』

ブック「わかった
酷な生き方じゃな」

『、、、そうかもしれませんね』

これで、私が死んでも
話は伝わる

.