傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

186.嫌な組み合わせ ページ26

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可能性としては考えていた





新人エクソシストが入団したら
後方支援が得意な私が組まされる可能性が高いってことは





でも！！ま！さ！か！！！！！






初任務が私と一緒だなんて、、、




私たちは今小さな村に向かって
山道を歩いている




私とラビとブックマンの３人





新人の面倒を見る相手が
一番年下の私ってどうなの？！





ラ「いや〜〜まさか
こんなすぐにAと組めるとは
思ってなかったさ」





ラビは教団を出る時から
ずっと上機嫌だ




ブックマンは淡々としているけど





ラ「んで？
Aのイノセンスってどんなん？？」




『私のイノセンスは後方支援向きなので
AKUMAの破壊はおふたりにお願いします』





山道歩いてるのに
なんでラビはこんなに元気なんだろうか




ラ「Aのイノセンスは
攻撃には弱いってことさ？」




『いえ、、、

攻撃ももちろんできますけど
仲間と協力して破壊する時は
毎回後方支援です

今居るエクソシストで
後方支援が得意な方はあまりいませんから』





みんな攻撃系なんだよね




ミランダとかは完璧サポート系だけど
まだ入団は先の話だし





ラ「俺、AがAKUMAと
戦ってるとこ見たいさ〜」




『、、、それじゃぁ新人の練習になりません』







ブックマン「新人の面倒を押し付けられるほどの腕前と
いうことか」




『私は元帥でもありませんし
大したことはありません』






ラ「今居るエクソシストで一番強いのって
だれなんさ？」





『、、、、、、さぁ、、、、』






なんか



このふたりと話すのってつかれる




ボロが出そうで気が緩まない






ラビは質問攻めだし



ブックマンは基本話には入ってこないから
聞いてないのかと思えば


いきなり一言だけ会話に参加したりするし






目的の村に着いた頃には
私の精神は疲労困憊




あぁ、、、休憩したい、、、






ブックマン「村人は
居ないようだな」




『そうですね
でもAKUMAの気配はたくさんあります』





異様にしんとした村



昼間だというのに
誰一人見当たらない





全員AKUMAになったのかもしれないな、、、、





ラ「A、AKUMAの気配とかわかるんさ？！」




『私は寄生型なので少しは』




AKUMAは隠れてタイミングをうかがっているんだろうけど
残念ながら隠れていることはわかってるから
意味がない





私はノドのイノセンスに意識を向ける




『発動』









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