嫉妬姫【菅原孝支】

嫉妬…15 ページ16

スガさんside





合宿2日目




菅「Aおはよう」



『おはよう』




昨日に引き続き
今日もAはどこか冷たい



無視をするわけじゃないし
部活に支障とかは無いんだけど



Aとこういう雰囲気が続くのは嫌だ




菅「ねぇA
この後少し話せない？」



『朝食の片付けあるし
終わったら部活の準備あるから無理』



うわぁ〜、、、

言葉に棘がある



菅「少しでいいから」



『無理』



菅「ずっとこんな感じだと
みんなも気になって
練習の雰囲気悪くなるから！」




『、、、、、、わかった』





Aの露骨に嫌そうな顔、、、
傷つくなぁ〜、、、




結局、俺の何に怒っているのかは
わかってないんだけど



それでも今のこの状態は
よく無い気がするから




朝食を済ませ
Aを待った









.









『で？
話って何？』




片付けを終わらせたAと2人

対面した状態で
食堂の椅子に座った



他のみんなは部活の準備で
先に行った為、食堂内には
俺とAしかいない





菅「Aずっと怒ってるよな？

それは俺が影山に勝てないって言ったから？」




『違う』



菅「レギュラーをすんなり諦めたから？」



『違う』




菅「俺が自分自身を悪く言ったから？」



『違う』




菅「じゃぁなんでAは
怒ってるの？

何が不満？」




『自分でちゃんと考えなよ！』





菅「考えたけどわからないから
聞いてるんだろー？」




話し始めた時より
あからさまに不機嫌なA



でも今回は俺、悪く無いと思う！



だってわからないものはわからない！



言ってくれなきゃ
わかるわけがない





『なんで孝支は
私には正面から向き合おうとするのに

バレーには卑屈になるのよ！』




菅「卑屈って、、、そんなことn」



『そんなことある！！！

みんなの前ではニコニコしてるけど
練習試合の時とか
羨ましそうに見てたじゃん！！

何で自分も出たいって言わないの？！

孝支にはそう言えるだけの実力あるじゃん！』




菅「だからそれは
この前も言ったけど

影山の方が実力は上だし」




『私だって
孝支の気持ちぐらいわかってるよ？！

わかってるけど！！

だったら悔しそうな顔しないでよ！
羨ましそうな顔しないでよ！！』




俺、、、そんな顔してた、、、？




『そんな顔されたら、、、

私は意地でも孝支の背中を
押したくなる、、、』









.

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