73.過去編、2 ページ33
彼氏が浮気をしている
そう知ってから
私は今まで以上に彼氏にベッタリになった
他の子が近づく好きを与えたくなかったから
そのせいでシノンと遊ぶ時間はめっきりと減った
でも必死だった私は
シノンの事なんて気にも止めていなかった
寂しそうにしているシノンに気づいていながらも、見て見ぬ振りをし続けた
浮気に気づいて2ヶ月ほど経った頃
シノンにどうしてもと言われて
私は久し振りにシノンと一緒にお出かけすることになった
『何か買いたいものがあるの？』
シ「買いたい物、、、というより
やりたい事があるんだよね」
『、、、やりたい事？』
今思えばあの日のシノンは静かだったと思う
自分から誘ったくせにつまらなそうで
口数も少なかった
私たちの施設から街に行くには大きな橋を渡らないといけなかった
凄く高くて
大きな川が流れているのに
橋の上から見たら小さく見えるくらい
橋を渡り始めた時、シノンがすごく大きな深呼吸をした
なんだろうと思って足を止めた私
シ「彼氏と毎日一緒で楽しい？」
『、、、、楽しいよ』
楽しくなんて無かった
だって女子が寄ってこないように神経すり減らしていたから
苦しかった
でもシノンにそんなかっこ悪いこと言えない
シ「私と居ても楽しくない？」
『なんでそんなこと言うの？
シノンと居ても楽しいよ？』
シ「彼氏とどっちが楽しい？」
『それは、、、』
どうしたの？シノン
なんでシノンが泣きそうな顔をしているのかわからなかった
最近遊んで無いから怒ってる？
寂しかった？
シ「、、、私たち、、、ずっと仲良しだよね、、、？」
フワッと笑ったシノンに気を取られて
私は呆然として居た
『、、、ぇ、、、』
気づいた時には
私の体は手すりを超えていて
シノンに突き飛ばされたのだと気づいた時にはもう遅かった
『、、、いゃ、、、シノン、、、』
シ「ーーーーーーーーー」
泣きながら笑っているシノンの顔から目が離せなかった
どんどん遠くなるシノン
何か言ったような気がしたけど聞こえなかった
体が落ちていく感覚
死にたく無いと
そぅ思った
なんで？
私はなんでシノンに突き飛ばされたの？
なんで、、、？
何もわからないまま
嫌な音と共に
私の意識は途切れた
.
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ゆーな(プロフ) - 凛奈さん» コメントありがとうございます！続編ありますよ^_^完結しておりますので是非ご覧ください^ ^ (2019年6月7日 21時) (
レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
凛奈 - これは、もう最新しないんですか……？最新が来るまで待っています！！！お仕事頑張ってください！応援しています！ (2019年6月7日 14時) (レス) id: eeeeade8b8 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ - 更新楽しみにしています！ (2018年10月23日 22時) (レス) id: 24554be15b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 鈴屋＠アキアスに期待高まる初冬さん» とても嬉しいお褒めの言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2018年8月18日 4時) (レス) id: fe5651d81c (このIDを非表示/違反報告)
鈴屋＠アキアスに期待高まる初冬(プロフ) - なんとおもしろい... (2018年8月14日 3時) (レス) id: 88c8078fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーな | 作成日時：2018年3月8日 17時
