そこにいた証【リヴァイ】 (ページ34)

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32.鬼ごっこページ34

『それで

これから私をどうするつもりなんですか？』

リ「お前が何処の何者で、何をしたいのか
真実を話せ」

真実、、、ねぇ

本当の事を話したところで誰も信じないでしょ？？

だってあなたたちは人間なんだから

『何処の何者なのかは言えないけど

特に何をする気もなかった

私はただここにリヴァイと話をしに来てただけだから』

私は話に来ていただけ
それは本当だ

エル「何故リヴァイに近づいた？」

『私の記憶が正しければ、最初に話掛けて来たのも、次の約束を言い出したのもリヴァイだったと思うんだけど？違う？』

リ「、、、あぁ、確かにそうだ」

『私が近づいたんじゃない

リヴァイが私に近づいたんだよ

それともリヴァイは最初から私を疑って、調べるために会っていたの？』

リ「それは、、、」

そんなつもりじゃないことくらい
わかってるのに

私も意地が悪い

それにリヴァイもとんだお人好しだ

ここまで来たら肯定してしまったほうが楽なはずなのに

そんな辛そうな顔をしながらも貴方は兵士であろうとしている

エル「話す気がないのであれば仕方がないが、君を拘束させてもらう」

拘束して、私を牢屋にでも入れるつもりだろうか？

牢屋なんて直ぐに抜け出せるし、牢屋とか入ったことないからどんな感じのところなのか少しだけ興味はあるけど

『捕まるのは御免ですねw

無論捕まえられるとは思いませんが』

エル「この人数で逃げられると思うか？」

『逃げられますよ～
簡単に』

さて、走って逃げるか
飛んで逃げるか

今後の事を考えていると

黙り込んでいたリヴァイが制御装置に手をかけた

リ「俺が捕まえる」

そう言って私を睨んだリヴァイに

こんな状況にもかかわらずカッコイイと思ってしまった

これが戦場で戦って来た兵長の姿のだと

『フッ、、、鬼ごっこの始まりだね』

リヴァイは絶対私を捕まえられない

そして

ジュリアはリヴァイとさよならになるんだよ

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