四十四片 ページ5
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『う〜ん⋯』
本を見つめて思い悩む姿を、彼は呆れ気味に眺めていた。
「今度は何を下らん事を考えている」
てっきり彼は、また彼女が、“どうやって殺されようか”を企んでいるのかと思っていた。
『下らん事とは失礼な⋯⋯私はちゃんと、真剣に考えているのです!この、“彼岸花”と言う花について⋯──────』
彼女の開く書物には、沢山の彼岸花の絵が並んでいる。
「そんなものを調べてどうする」
『こんなにも綺麗なのに⋯⋯この花は、人々から恐れられていると書かれています。その理由が、分からないのです』
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さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時