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四十五片 ページ6

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それは、“同情”とはまた違う感情だった。
だけど彼女は間違いなく、1歩、人間に近付いた。

「そんな事を知ってどうする」

『⋯⋯分かりません。けど、この花の事を知りたいと思ってしまうのです⋯⋯初めて、頂いた物だからでしょうか?』

その花を手で撫でて、彼女は切なく笑った。

「お前はまだ、死にたいか?」

『今更そんな事を尋ねるんですか?』

本を閉じた彼女は、頬を膨らませ鬼舞辻を見詰めている。
どうやら、愚問だったようだ。









『⋯───────当たり前じゃないですか』


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さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時

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