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二片 ページ3

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「気味の悪い」

自分を目の前にしても、怯えの色を一切宿さない目の前の少女に、彼は脅しのつもりで爪を立てた。

『今流れているのが“血”ですね!!となると、これは“痛み”と言う感覚でしょうか!!!』

尚も喜ぶ少女を目の前に、彼は興味を唆られる。

「ほう、まだ笑うと」

『私は“笑っている”のですか?うーん、然し私がしては見えません。鬼さん!笑って下さい!』

首から血を流す少女は、痛みなど、まるで感じていない様子だった。彼女の瞳は、一瞬も、恐怖に染まらない。


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作者名:そら | 作成日時:2020年10月30日 10時

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