図書室 ページ20
セブルスとやってきた図書室には昼ご飯の時間だというのに多くの生徒がいた。
俺は図書室に来るのは最初の教室案内を除けば初めてで、改めて見る本の多さに思わず驚きが隠せない。
「マグルの図書館も中々広いけど…ここのはそれ以上だな」
「…当たり前だ、世界一と呼ばれる魔法学校だぞ」
うん、分かってるつもりだったんだけどやっぱり、大きいんだなって実感した。
他の学園の噂だって聞いたことがある。
でも、ホグワーツに勝るものはないと噂をしていた誰もがそう言っている。
でも、大きい学校でも、図書室もそこまで大きいとは思わないだろう。
近くの本棚にある本に手をかけた瞬間、手を通り越して手が現れた。
…よく分からないとは思うが、青白い手が本と俺の手越しに現れたんだ。
図書室なので叫ぶということはしなかったが、声にならない悲鳴みたいになったのは仕方ないと思う。
隣のセブルスが俺の悲鳴より目の前のゴーストを睨みつけてくれたことにはちょっと感謝する。
まあ、そのゴーストは睨まれてるのに怯むことなくその場で笑い転げてる。
「あっはっは！面白いなぁ君！！」
「俺は！全然！面白くない！！」
小声だけど怒りながら言うとそのゴーストは笑いをやめてこっちを見る。
青白いゴーストの色を除けば、顔の整った方だというのは一目瞭然。
色目は分からないが顔の形はバッチリだ。
なんなら、シリウスとかメガネ無しのジェームズとかと同じイケメンの分類じゃないか…？？
「…お前、名前は？」
「ん？俺か…そうだなぁ…本当の名は忘れちまったよ。皆は脅かしのライズと呼んでくれている」
「…ライズ、聞いたことないな」
博識のセブルスでも聞いたことない名前ということは生徒達によって決められた名前、ということだろうか…？
ライズの方をちらっと見るが本人はにこやかに笑ってこう続けた。
「まあ、俺自身そこまで過去に拘ってはいないのでな！気にしたら負けさ！」
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八神(プロフ) - ああさん» ……ああ！？本当ですね……修復が難しい流れなのでキャプション記載させていただきます。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月9日 22時) (
レス) id: 5d49f427fa (このIDを非表示/違反報告)
ああ - あの、組分けの時って苗字順に呼ばれるじゃなかったですっけ？ (2019年11月4日 11時) (レス) id: a72da57039 (このIDを非表示/違反報告)
LN - 楽しみにしてる、いい作品だね！こういうのハリポタだと珍しいから頑張って！ (2019年5月27日 0時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八神 | 作成日時：2018年12月21日 21時
