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〜大海弥side〜
「あれ?えらくご機嫌じゃんか」
教室に入るなり駆け寄ってきた眼鏡は、
幼稚園からの腐れ縁の寄宮龍騎(ヨリミヤ リュウキ)といって俺の中で一番厄介なやつに当たる。
「んだよーそのだるそーな目」
「分かってんじゃねーか」
「倖夜さー最近どうしたんだよ?」
「何がだよ」
「お前さ…コレでもできた?コ・レ♪」
目の前に左手の小指を立てて、ニヤニヤ笑う龍騎。
「…あぁ…指折ってほしいのか?お前さ、俺だからよかったと思えよ?優しく粉砕してやるよ」
「おわっ!お前マジでやろうとすっか!?普通」
「知らね…俺、眠い」
「んなこと言って、さっきまで授業サボってたじゃねーか。寝かせねーぞ?」
「お前が言うと変に聞こえるからやめろ」
「やっだー俺が破廉恥だとでも?」
「女と遊びまくってんだろ。自覚持てよ。自覚を」
「ちゃんと熟知してますー。女の扱いは」
「いらねー方向で熟知してんなよ…馬鹿」
「それはそうとさ、お前…めずらしくね?」
少し真面目になった龍騎は俺をまっすぐ見つめていて、俺の心を見透かしているようにも見える。
「…何が」
「告ってきた女を振らねーのがだよ。」
「単なる遊びだよ。遊び」
「…俺にはそうは見えねーけど?」
コイツのこういうとこはニガテだ。
見透かすような瞳で、俺は何も言えなくなる。
「お前さ…――」
「もういいだろ。俺、眠てーんだよ」
無理矢理終わらせるようにして、俺はいつものように机に顔を伏せまぶたを固く、閉じる。
俺は…星原のこと…
「…寝よ」
頭ん中で俺に笑いかける”アイツ”を振り払い、真っ暗な闇に意識を委ねた…―――
=====
アンケートに1を選ぶ方がいましたんで、ちょっと練習してみましたが…
微妙かな…?
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夢叶(プロフ) - ざわちゅうさん» ありがとうございます(´∀`*)お名前と同じですねww…ざわちゅうって言葉出してましたか?(^_^;) (2012年7月23日 23時) (携帯から) (レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ふうみきさん» えっ、お上手だとか…てれr(( ケータイ小説ハマってるんでその影響出てるかもしれないです^^;でも、褒めていただきありがとうございます!! (2012年3月29日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
ふうみき - 小説を書くのがお上手なんですね〜プロの携帯小説みたいです** (2012年3月29日 9時) (レス) id: 0c659a6204 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ぺどう沢さん» そんな人がいるなんてうらやまs((キュンキュンしていただきありがとうございます^^ (2012年3月28日 22時) (携帯から) (レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
ぺどう沢(プロフ) - 好きな人の性格に似てたところがびっくりしましたwww何か・・・キュンキュンきちゃいました/// (2012年3月26日 15時) (レス) id: 5e2d8de545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢叶 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時:2012年2月26日 0時