好きだとか言うなら証拠を見せろ 【名前変換オリジナル】

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『えっ、Aとですか？』

「何を話してるのか分からないけど、早くその人追い返してっ!!」

『あっ、変わりますね〜』

「やだやだ!!あたし出たくない!!」

『もー、喧嘩したからってこっちにまで迷惑かけないでよねーバカップル』

そんな知らない人とバカップルになんてならな…――

『おい』

電話の向こうから聞こえてきた声は、
今朝告白して断られるかと思いきや、予想外の返事をしてくれたあたしの大好きな大好きな想い人…

大海弥倖夜くんだった。

『おい、聞いてんのか』

「ひゃ、ひゃい!!聞いてますっ!!」

電話の向こうの彼はかなり不機嫌ならしくいつもの数段声色が低い。

『お前さ、俺のメール見た？』

「め、メール…ですか？」

『マクドに来いってメール送っただろ』

「…来たっけ？」

あたしの記憶が正しかったら、そんなメールは一度たりとも見ていない。

あの誰から送られてきたのか不明なとっても怪しいメール以外…は…。

「ちょいとお尋ねしますが」

『んだよ？』

「もしかして、メアドの最初…メロンパンラブ…だったりします？」

そう、あのアドレスはかなりインパクトのあるローマ字で今でもはっきりと覚えている。

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