1 ページ2
「A〜聞いたよ〜」
「何を…?」
教室に入るなり、ニヤニヤ笑いながらあたしに近づいてきた女子は橘川早苗(キッカワ サナエ)といって、自称あたしの親友…らしい。
「倖夜くんに告ったんでしょ?」
「うん」
更にニヤニヤし始めた早苗を通り抜けて机に向かう。
「で、結果はどうだったの?」
早苗さん。期待してるとこ悪いんですけど、ふられたんだろってほっぺたに書いてますよ。
「証拠を見せろって言われた」
「ふーん…面白くない」
「ふられてたら面白かったとでも言いたいの」
「さぁ…どっちだろうね?」
意味深に口角をあげる早苗に手を伸ばして、ギュウっと抓り上げようとしたら、
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
「あと、鳴っちゃったね〜。じゃあ、戻るね〜」
タイミングよく鳴ったチャイムに制され、抓り損ねた。
教師が入ってきて、ざわついた教室は一気に静まる。
…また、退屈な1日が始まるんだ
そう思うとため息をこぼさずにはいられない。
でも、今日は特別な日。
そろそろ登場するであろう彼を眺めるために、黒板からグラウンドに視線を移した。
167人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢叶(プロフ) - ざわちゅうさん» ありがとうございます(´∀`*)お名前と同じですねww…ざわちゅうって言葉出してましたか?(^_^;) (2012年7月23日 23時) (携帯から) (レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ふうみきさん» えっ、お上手だとか…てれr(( ケータイ小説ハマってるんでその影響出てるかもしれないです^^;でも、褒めていただきありがとうございます!! (2012年3月29日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
ふうみき - 小説を書くのがお上手なんですね〜プロの携帯小説みたいです** (2012年3月29日 9時) (レス) id: 0c659a6204 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ぺどう沢さん» そんな人がいるなんてうらやまs((キュンキュンしていただきありがとうございます^^ (2012年3月28日 22時) (携帯から) (レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
ぺどう沢(プロフ) - 好きな人の性格に似てたところがびっくりしましたwww何か・・・キュンキュンきちゃいました/// (2012年3月26日 15時) (レス) id: 5e2d8de545 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢叶 | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時:2012年2月26日 0時