好きだとか言うなら証拠を見せろ 続編【名前変換オリジナル】

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「さすがA!!着こなし方が自然だね!!」

「星原お前似合いすぎてやべぇよ!!」

「このまま留置所とか入っても違和感０だろ!!星原お前ちょっくら何かやらかしてこいよ」

「囚人服が似合う人間なんてAぐらいだよ！」

全く嬉しく無い声を受け止めながらあたしは囚人服を引き裂きたい衝動に駆られる。でも、そんなことをしたらクラスメイト達にボコボコにされるだろうから絶対に出来ない。あたしも自分の命は惜しい。

ちなみに、あの倖夜萌えキュンデート発言から２週間が経った今日は文化祭を５日後に控えている。

校内は文化祭一色に染まりきって誰もが高揚感を隠せないらしい。倖夜は倖夜で何かを楽しみにしてるらしいし、葎夜といえば率先してクラスの催し物を作っている。

あたしだけこの文化祭が間近に迫っているのに高揚感に乗れてない気がする。なんか、淋しい。

「あ、忘れてたぁ。コレねぇ倖夜に作ってもらったんだよぉ？」

葎夜は『はい』と何とも愉しそうにあたしの頭に白黒の帽子を乗せた。

楽しそう、じゃなくて愉しそうになってるんだから純粋に楽しんでいるわけじゃないだろう。まあ、倖夜手作りって言うならもらってあげなくもないけど!!被らなくもないけど!!

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