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〜倖夜side〜
「やっと行ったか……」
Aの背中を見送ってから、俺は雨の中へと足を踏み出す。と、そこに――……
「あっれー？倖夜だー。お前こんなとこで何してんの？」
声だけでチャラ男な奴に鉢合わせしてしまった。
今日の俺はついてないらしい。
「うるさい龍騎消えろ」
「ちょっと!!流れ作業みたいにサラっと言うなよ！」
「はいはい、消えろ」
「お前反省しろよ!!親友を無下に扱うな!!」
唇を尖らせて俺に突っかかってくるコイツを一体どうやってゴミ収集車に乗せるか、真剣に考える時が来たらしい。
とりあえず、ちょうどいい。
「おい、その傘寄越せよ」
「は？」
龍騎は自分の手元を見てから、勢い良く自分の後ろに傘を隠した。
「い……嫌に決まってんだろ!!だってお前絶対俺の壊すつもりじゃん!!」
「何言ってんだよ。俺が壊した傘は俺のだったろ？」
「そうだよな、俺を殴って壊したんだよな」
あの時の恐怖を思い出したのか、龍騎は大袈裟に身震いしてみせてくる。
うぜっ。
「いいから貸せよ。お前のものは全部俺のもの、俺のものも俺のものっていうか、お前のものなんて無いよな悪い悪い」
「何その非道なジャイアニズム!!俺様通り越してコイツ人間とは思えない!!」
「俺よりカッコ悪いからって
「コイツ本当にやだっ!!……あっ!!」
泣き真似をする龍騎の背後に回って黒と灰のチェックの傘をもらった。
そのまま傘をさして雨のしたに躍り出る。
「んじゃ、また明日なー」
「ちょ……っ!!倖夜戻ってこい!!」
俺を引きとめようとする声がするけど、このままじゃAが戻ってくるから俺は急いで校門を走り抜けた。
“持つべきものは便利な親友”だ。
翌日、龍騎の自慢を聞いて新しい傘を壊す羽目になるのは数時間先の話――……。
＝＝＝＝＝
相変わらず龍騎に対してひどいww
横暴っていう言葉の代名詞って倖夜でいいんじゃないかと思います(真顔
そんなことやったら死亡フラグ立つか＾p＾
ラッキーアイテム
革ベルト
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リリア - 私激ハマリしてます！更新頑張ってください！ (2018年5月28日 19時) (
レス) id: 97c05e3e55 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - 咲月 *さん» お久しぶりです！そのちょっとだけの時に読んでもらえて嬉しいです！言葉通りゆっくりとですが更新し続けるのでよろしくです(￣∇￣*)ゞ (2014年12月15日 12時) (レス) id: 42f54dee88 (このIDを非表示/違反報告)
咲月 *(プロフ) - おおおう！？黙 ちょっとだけ久々に来てみたら！ 新しく更新されてる！！！← 夢叶さんお久しぶりですっ( ^o^)Гﾁﾝｯ 次の更新、楽しみに楽しみに待ってますn((( (2014年9月16日 17時) (携帯から) (レス) id: 7548918c6c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - この作品とっても面白いです!!今日、1から全部見てきました。更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2014年3月28日 15時) (レス) id: e08c48402a (このIDを非表示/違反報告)
∞プリン ∞ - 更新楽しみにしてます！頑張って下さい。 (2014年3月21日 22時) (レス) id: 2134f5ebeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢叶 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時：2012年7月14日 15時
