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それでも様になっているのだから、世の中の美人が羨ましくて仕方がない。
「えっと、あの……あたしST始まってるんで戻りますね？」
遠慮気味に声をかけると、彼女は嬉々としていた笑みをあっという間に無くしてショボンと眉尻を下げた。
……今、尻尾見えたんだけど気のせいだよね？忠犬みたいな尻尾と耳見えたけど気のせいだよね。
「どうかされましたか？」
「どうして敬語なの？」
「え、だって……」
どう見ても先輩でしょ、その身なり。
その色っぽさ、あたし達２年で出せるとは思えないもん。
音野さんはあたしに急激に近寄り、あたしの肩を掴んだ。
「どうして？同じ学年なのに、タメなのよ？なのに、どうして敬語なの？」
「だって、先輩ですよね？……………マジですか」
「マジのマジに決まってるわよ。私はAきゅんのクラスの隣よ？」
あたしのクラスの隣？……マジっすか。
とりあえず、今日の夢は神様に問いただそう。
『何であたしに色っぽさを与えなかったんだ』って。
神様見てろよ？今日は寝かさないからな!!ボコって雲の上から突き落としてやるっ!!
「大丈夫？ボーッとしてるけど」
「あ……うん。大丈夫です」
「ほら、私Aきゅんと同じ学年だから敬語を止めてほしいの。それに、Aきゅんファンクラブメンバーは全員２年よ。
私たちとしては、Aきゅんにタメで話してもらえるほど光栄なことはないの。だから、お願い!!本当!?ありがとう!!」
「あたしまだ、うんとか言ってないですよね」
「みんなぁー!!Aきゅんが私たちとアド交換してくれる上、敬語で話さないんですって!!」
野太い歓声の中に黄色い声も湧き上がる。
あたしが『嫌ですごめんなさい』を言う前に、あたしの前には携帯を持った男女の１列が完成してしまった。
どう見てもあたしに拒否権は無いらしい。
「Aきゅん!!これからはファン一員としても、友人としてもよろしくね!!」
かなり打ち解けた音野さんがあたしの肩に手を置いて笑いかける。
「あは……は、はい……。よろしく……」
本当にあたしの意思を尊重しているのか尋ねたい。
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リリア - 私激ハマリしてます！更新頑張ってください！ (2018年5月28日 19時) (
レス) id: 97c05e3e55 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - 咲月 *さん» お久しぶりです！そのちょっとだけの時に読んでもらえて嬉しいです！言葉通りゆっくりとですが更新し続けるのでよろしくです(￣∇￣*)ゞ (2014年12月15日 12時) (レス) id: 42f54dee88 (このIDを非表示/違反報告)
咲月 *(プロフ) - おおおう！？黙 ちょっとだけ久々に来てみたら！ 新しく更新されてる！！！← 夢叶さんお久しぶりですっ( ^o^)Гﾁﾝｯ 次の更新、楽しみに楽しみに待ってますn((( (2014年9月16日 17時) (携帯から) (レス) id: 7548918c6c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - この作品とっても面白いです!!今日、1から全部見てきました。更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2014年3月28日 15時) (レス) id: e08c48402a (このIDを非表示/違反報告)
∞プリン ∞ - 更新楽しみにしてます！頑張って下さい。 (2014年3月21日 22時) (レス) id: 2134f5ebeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢叶 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時：2012年7月14日 15時
