好きだとか言うなら証拠を見せろ 続編【名前変換オリジナル】

彼の恋愛理論の根源は：２ ページ2

「いつか分かる日が来るわ。
それとね、倖夜が言ってもらうだけじゃなくて、倖夜からも言えるような相手じゃないとダメよ？」

「僕が言うの？」

ママが僕のおでこに自分のおでこをピタッと合わせてそっと話してくれる。

「そう、言われたから言うんじゃなくて、言いたいって思ったら言うの。
そんな女の子とだったらパパとママみたいに幸せに結婚できるから」

「ふーん……。分かった！ 僕、好きな女の子ができるまで絶対に『あいしてる』って言わないし女の子が言ってくれるまでお付き合いしない！」

「そういうわけじゃないんだけどね……。まあいいわ。きっと言われた子も喜んでくれるわよ。
倖夜はパパによく似てて格好良いから」

「ママはとぉーっても綺麗だよ！」

「ふふ、ありがとう。ほら、夕ごはんもできたからお兄ちゃんも呼んできて頂戴？」

「はぁ〜い！」

一気に僕の視界が低くなった。
ママの腕の中から飛び降りて僕はさっきまで僕も寝ていた部屋まで走っていく。

いつか、僕にも『あいしてる』って言ってくれて、言える女の子に会えますように……。

そう心の中で願ってから、僕は兄ちゃんがくるまってるタオルケットを引き剥がした。

「兄ちゃん！ ご飯の時間だよ！」


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倖夜の超お堅い恋愛理論の根源はお母さんの一言でした笑
んー……どんな連載にしよう……。
あんまりまとまってないんだよねー。
とりあえずは、こんな感じで短編載せてみました。
次からは普通に連載やっていきます(｀・ω・´)

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