【文豪ストレイドッグス】包帯無駄遣い装置とちびっこマフィアの部下は羅生門と同じポートマフィア構成員でした

雨とハイヒール1 ページ32

予想通り翌日になって朝から雨が降って来た。




貴「あ、紅茶切らした」




ということで傘を持って紅茶を購入した帰り道のことだった。




貴「ん？」




雨の中傘をささず地面にへたれこんでいる人がいるが周りは見てみぬ振りで誰も彼女を扶けようとはしない。




貴「…あれは」




どこかで見たことのあるような…



本当は通りすぎたいが何となく興味が沸き近づき傘を分け声をかけた。




貴「あの大丈…あ。」

与「ッ…アンタは」




この前電車にいた探偵社の与謝野晶子でした←




しかもこの人足怪我してない？ヒールが転がってんだけど…壊れてるし。




貴「傘もささずヒール壊して怪我ですか…」

与「悪いかい？」

貴「いいえ滅相もない」←




この人あれだよね…梶井ツヤツヤにした人。




貴「立てます？」

与「立てるよ」




手を差し出せば素直に掴んで立ち上がった。




貴「びしょ濡れじゃないですか…これじゃ風邪引きますよ」

与「そんな事なi(ｸｼｭﾝｯ」

貴「…」




すると相手は横目で此方を見ると予想外の事を言い出した。




与「だったらアンタが妾に風邪引をかせないようにすればいいじゃないか」




…嫌な予感しかしないのだが。

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