今日のわんこ 124号 ページ48
右京の説明によると、大皇帝は総士隊長である桃屋 五月雨と桃井戸 颯を使ってAの捜索をさせた。
でも、10月に殉職した桃巌 深夜がAの手かがりを全て揉み消していたため捜索が困難。
そこで提案に出されたのが今までAと接点があった桃太郎を全て監視する形へ。
それを知らなかった右京が桃坂経由でAに連絡を取っているところを五月雨に気付かれたと言うらしい。
それはすぐに大皇帝の耳に入り、よってAの異動は取消されて代わりに東京都の隊長として昇格する話で終わってしまった。
A「そんな…!私嫌です!!そんな…隊長なんて、もっと一般からかけ離れてるじゃないですか!」
納得がいかないAは目の前に桃坂がいても問答無用で声を荒げる。
右京『俺だって目の敵にされないギリギリラインまで抵抗したが、焼け石に水だった。もう決定事項で孫のお前の頼みでもこの件はなくならないだろうな…。』
A「(どうしよう…。逃げる…?どこに?それに…)」
嫌でも脳裏で浮かぶ歪の姿と現在の八方塞がりな状況にAはその場でしゃがみこむ。
A「……。」
右京『……悪かった。こんなことになる予定はなかったんだけどな』
Aは右京の謝罪を聞いても応答せず、光を失くした瞳でただ呆然と床を見つめていた。
そんなAに声をかけるわけでもなく、桃坂は手にあるスマホを拐って代わりに応答する。
桃坂「では、鬼の作戦は桃腕なしの方向性で良いですか?」
右京『(Aが東京に行くには変わりねぇからまだ利用できる可能性はあるが、まだ監視がついているだろうし今は下手に動かない方が得策だな。)あぁ、それでいく。』
桃坂「分かりました。では。」
桃坂は通話を切ると、再びAの方へと視線を向ける。
桃坂「おい、そんなことしても何も変わんねぇぞ。」
A「……。」
Aはゆっくりと立ち上がって給湯室に出ていこうとする。
桃坂「おい、どこ行くんだよ。」
A「……仕事がありますので…。」
Aは振り返ることもせずにそう言うと、そのまま給湯室を後にした。
ただ1人給湯室に取り残された桃坂は前日までうまくいっていた計画が台無しになって近くのゴミ箱を蹴り飛ばした。
桃坂「クソっ!!!」
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…!! (3月31日 9時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方!あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ!でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!!もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*`・ω・)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話!!おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください!応援してます!! (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…!!(///∇///)これからもまだまだ続きます!! (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2024年1月28日 21時