今日の歪 3

今日のわんこ　104号　続き ページ27

A「あ、歪。おつかれ〜」


歪「はい、お疲れ様です。ゴ◯ブリが出たんですか？」


その質問にA以外の隊員が吠える。


キッチン「「「「その名を口にするんじゃない！！！」」」」


歪「は、はい！すみません！！」


A「あー、いいよいいよ。お前は悪くないよ。悪いのはここに出てきた奴のせいだから。」


歪「はい。それにしてもAさん以外の皆さんは苦手なんですね。」


また歪の質問に対して隊員たちは顔を険しくさせる。


キッチン1「いや、このキッチンに出るのは仕方ないかもですけど、衛生面がありますから。」


キッチン3「ちょっとでも出たって情報が漏れると、他の隊員たちにも責められるので。」


キッチン4「本当に害虫なんですよ…！アイツらは！」


A「まあ、それは言えてるよね〜」


キッチン2「一匹残らず始末してやる…！」


全員が目の色を変えてGに対してとてつもない嫌悪感を漂わせている最中、歪は日頃のキッチンと比べていた。


歪「(普段、鬼に対してもそのくらい思えば良いのに…。)」


いつものキッチンでは…


A「へー、東京の方で鬼が出たって〜」


歪「負傷隊員も多いみたいですね…。大丈夫でしょうか…。それにしても鬼も諦めが悪いですね。…え！無陀野が出現したらしいですよ！今すぐ安否確認のメール送信しないとらしいです！」


A「おー、そうかい。キ◯トカット取って〜」


キッチン4「はい。」


A「サンキュ〜」


歪「いや、皆さん…メール送信しないと…。」


A「いいのいいの。好きにやらせとけばいいのよ。無陀野って言ったってどうせ動物園にライオンが脱走したのと大差ないでしょ。今はキットカ◯トの方が大事。」


キッチン1「そうですよ。ほら、歪隊長もキットカ◯トどうぞ。」


歪「ハッピ◯ターンが良いです…。」


キッチン2「ああ、こっちですね。どうぞ。」


歪「♪」ｷﾗｷﾗ


その平和ボケには歪も密かに毒されているのであった。

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