今日のわんこ 75号 ページ32
そして、戻って現在
歪「……。」
A以外の3人が静かに話を聞く。
A「ま、もう何十年も前の話だしいい加減立ち直れよって感じなんだけどね〜。」
Aは自分自身に呆れたような口振りで言った。
歪「鬼は殺したんですか?」
A「うん、後から聞いたけど隊長が鬼二人とも殺してくれたらしい。だから、敵討ちみたいのはしなくて大丈夫だったかな。」
歪「その隊長の方は今どちらに…。」
その問いにAは目を伏せて言った。
A「殉職しちゃったの。私が桃太郎機関に入ったときには既にね…。まあ、死因はあの人らしいっちゃらしいけ…ど…え……今四時?」
Aと歪のベットの間に挟まれている棚の上には小さな目覚まし時計が置かれている。
時計は4時を差していた。
歪「はい…そうですね。」
その瞬間、Aはよろけながらもベットから降りる。
真二「ちょっと!Aさん!?」
咄嗟に歪はAの腰に抱き付き、双子はAの両サイドを押さえる。
A「朝飯!朝飯作んないと!ゲホゴホッ」
真一「ダメです!休んでください!!」
真二「洗濯とかも俺らがやりますから!!」
歪「Aさん!」
咳で弱っていくAを3人でベットに寝かせてまだ抵抗するAを押さえる。
真一&真二「寝てください!」
歪「僕も一緒に寝ますから…。」
A「でも…米炊かないと…。」
真二「大丈夫ですよ!皆さんに任してください!」
歪「桃脇副隊にも周りを頼るように言われてます…!」
10分程でようやくAが首を縦に頷く。
A「(今正直…寝たくはないんだけどな…。)」
Aは自分を乗せているベットを撫でてうなされる悪夢を思い出す。
真二「じゃあ俺見張りするよ。兄さんずっと俺を起こさないで見張ってただろ。」
真一「ビクッあ、あぁ…。(気づいたら廊下で寝てたなんて言えないな…。)」
真二「それじゃあAさん、ちゃんと寝るんですよ。」
双子はカーテンの外へ出ていくと、また深くカーテンをかけた。
すると、歪は突然枕を持ってAのベットに入ろうとする。
A「え?歪?」
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? ?*ジョーカー(プロフ) - 私も能登半島に近くないところにいるので大丈夫でした☺️ (1月4日 18時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» 応援と好評のコメントありがとうございます!(*>∀<*)これから今日の分の更新をしますので、お楽しみください🎵 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» こんにちは!私は能登半島より間反対の場所なので大丈夫ですb読者さんたちの中で能登半島または近場だった方がいたらと心配でストーリーとは別個で投稿させていただきました(о´∀`о)??*ジョーカーさんは地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - ストーリーの内容がどんどん深くなってきてこれまでよりももっと次の展開が楽しみになってます!😆大変だとは思いますがこれからも更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - 能登半島地震大丈夫でしたか?💦 (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2023年12月9日 11時