今日のわんこ 59号 ページ15
歪「Aさん！」
歪は急いでAの傍に駆け寄って冷えているAの体を優しく抱き締める。
歪「良かった…大丈夫ですか？」
A「ごめん…。」
歪「え…？」
A「私が油断したから、閉じ込められた…。歪も巻き込ｹﾞﾎｺﾞﾎｯ」
咳き込むAの背中を優しく擦る。
歪「大丈夫ですよ。むしろ、僕も一緒に閉じ込められて良かったです…。こんな状態のAさんだけで閉じ込められたらAさん…死んじゃいますよ…。」
A「私そんな、ヤワじゃ…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
涙目で咳き込むAに心配する歪。
歪「(早く出なきゃ…。)」
すると、突然歪のケータイがヴーヴーとバイブ機能が発動する。
歪「？」
ケータイを見ると、空になったバッテリーマークが点滅してしばらくすると液晶が真っ暗になった。
バッテリー切れだ。
歪「そんな…。」
だがしかし、ケータイはひとつではない。
歪「(まだAさんのケータイが…。)Aさん、ケータイ貸してもらってもいいですか？」
その願いにAは首を左右に振る。
A「ない…。」
歪「え…？」
嫌な予感が歪の横をよぎる。
A「さっき、顔を隠した桃太郎に冷凍庫の鍵とスマホ取られちゃった…。抵抗したんだけど、鈍器みたいので殴られて離しちゃった…。」
弱々しく言うAに歪は不安を隠しきれなかった。
もう脱出や助けを求める術がなくなったからだ…。
どんどん肌が青白くなって弱っていくA。
歪も流石にこれ以上行動できるほどの体力は残っていなかった。
歪は空になっている段ボールを自分とAにかける。
ないよりかはマシだろう…。
室内温度の設定を見ると、−25℃と表示されている。
まつげに水滴が出てきているのを感じながら助けが来るのを待った。
時間からしてキッチンの隊員たちや真一たちが探していてもおかしくない。
寒いのもあって少し呼吸が浅く重たい瞼を頑張って開けようとしているAに歪は優しく肩を抱く。
歪「Aさん、休んでてください。体力温存のためにも。何かあったら起こしますので」
A「うん…。」
すると、限界だったのかAはゆっくりと瞼を閉じて小さく寝息を立て始めた。
冷たいAの手を握って助けを待った。
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? ?*ジョーカー(プロフ) - 私も能登半島に近くないところにいるので大丈夫でした☺️ (1月4日 18時) (
レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» 応援と好評のコメントありがとうございます！(*>∀<*)これから今日の分の更新をしますので、お楽しみください🎵 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» こんにちは！私は能登半島より間反対の場所なので大丈夫ですb読者さんたちの中で能登半島または近場だった方がいたらと心配でストーリーとは別個で投稿させていただきました(о´∀`о)？？*ジョーカーさんは地震大丈夫でしたか？💦 (1月4日 16時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - ストーリーの内容がどんどん深くなってきてこれまでよりももっと次の展開が楽しみになってます！😆大変だとは思いますがこれからも更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - 能登半島地震大丈夫でしたか？💦 (1月4日 15時) (レス) id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カギ | 作者ホームページ：http://kogakogaminemine1321%45
作成日時：2023年12月9日 11時
