今日の歪 2

今日のわんこ　58号 ページ14

すみません！遅くなりました！
そして、あけましておめでとうございます！
今年も【今日のわんこ】をよろしくお願いいたします！

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時刻は14:15。

会議室にいる隊長は歪以外全員揃っていた。

桃林「桃次隊長が遅いな…。何かあったか…！？」

桃墨「うるせぇよ、桃林。」

真一「(いつも時間通りに来てるはずなのに、遅いな…。何かあったか？Aさんも今日は体調が優れない様子だったし…連絡を入れておくか…。)」

真一はケータイを取り出すと、LINEで歪へのメッセージを送る。

真一【歪、今どこにいる？もう全員集まってるぞ。急げ。】

いつもならすぐに既読が着くはずだが、こんなときに限って既読が着かない。

真一「……(嫌な予感がするな…。真二にも連絡をしておくか。)」

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一方、キッチンでは…

キッチン2「なぁ…いくらなんでも居なさすぎじゃね？」

キッチン4「ほとんどの階、廻って見てきましたけど炉どこにも居ません…。」

キッチン1「どこ行ったんだ…？今回は何かとすばしっこいな…。」

キッチン3「…？あの…」

キッチン2「どうした？」

キッチン3「ここにあったはずの冷凍庫行きの段ボール知りません？鮭が入ったやつ。」

キッチン1「あぁ…！確か今朝届いたんだよな。どこに置いたっけな…。」

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食材冷凍庫にて

歪はジャケットもAにかけてベスト姿でドアを叩いていた。

歪「すみません！！誰か居ませんか！！開けてください！！」ドンドンッ！

かれこれ50分、同じことを繰り返しているがそろそろこの行動も無意味だと思い始める。

ケータイに表示されている時刻は14:49。

会議の時間はとっくに過ぎている。

ケータイのバッテリーも残り10%を切っていた。

歪「(どうしよう…このままだと二人とも氷漬けになっちゃう…。このドアを捻って壊す…？……いや…そんなことしたらこの冷凍庫使えなくなって中にある食材もダメになっちゃう…！他に脱出できるところないかな…。)」

歪は冷凍庫の中を散策して壁や天井に出れるようなところがないか調べる。

歪「ない…。」

もう一度スマホの液晶を覗くと電波のアンテナマークが1本だけ立っていることに気がつく。

歪「！」

すると、後ろからAの声が微かに聞こえてくる。

A「ひ、ずみ……？」

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