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今日のわんこ 16号 ページ20

翌朝

足はもう平気で、この一週間の間に怪我しまくって絆創膏だらけである両手を眺めながら今日もキッチンに入る。

すると、その向こうには隊長コートを羽織った彼がいた。

彼はドアの音に気がつくと、振り向いて私の顔を見ては嬉しそうな表情を浮かべる。

歪「Aさん!おはようございます。」

今の状況を把握できず、頭の中で混乱したまま声を出す。

A「え……?…なんで…?だって…帰ったって……。」

キッチン2「それが違うんだとよ。」

歪は少し申し訳なさそうに汗を出しながら訳を話す。

歪「元にいた本部のところで着替えと他に必要なものを取りに戻ってました。あと、院長にお使いを頼まれていたので…。連絡をしようとも思ってたんですけど、携帯の充電も切れてしまって…。」

それを聞いて今までの不安が打ち消されたかのように心がとても軽く感じた。

A「そういうことだったのね。全く一言くらい言えば良かったのに」

歪「すみません…。院長に大至急と言われてしまって」

A「まあ、いいよ。どうせ朝御飯食べてないんでしょ?簡単に作るから部屋で待ってなさい。パンとご飯どっちがいい?」

歪「!ご飯が良いです。」

A「ん、了解。ああ、それと」

歪「?」

A「おかえり」

歪「はい、ただいまです。」

その後、歪がキッチンに出るのを見届けて私は歪の朝食を作り始める。

すると、誰かに肩を叩かれる。

A「?」

キッチン2「良かったな。」

ニヤニヤしながら言う隊員を後ろ足で蹴りながら「うっせ。」と言った。でも、今にも微笑んでしまいそうなくらいに嬉しかった。

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カギ(プロフ) - ? ?*ジョーカーさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらってとても嬉しいです!最近、続編も出しましたので良ければそちらもお楽しみください! (12月12日 12時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
? ?*ジョーカー(プロフ) - めちゃ好きなストーリーです!!続きも楽しみにしてます!! (12月11日 22時) (レス) @page15 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45  
作成日時:2023年9月9日 20時

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