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温もり ページ8
中也とはたまに一緒に寝ている。
このマフィアの世界で信用しているのは中也だけだった。
まだマフィア入りたての頃だ。
時々、施設にいた時の事や、あの日、兄弟達を失った日の事が夢に出る事があった。
今よりも悪夢うなされ、耐えられずに泣き出していた私に、中也は側にいてくれた。
それは、私に安心をもたらしてくれた。
だから、こうして時々中也の側で彼の温もりを感じながら寝ている。
今は大分悪夢にうなされなくなったが、
一緒だと落ち着くので、今はその余韻だ。
中也の背中にくっ付きながら、いつも言う。
『中也の側が私のいる場所。ずっと一緒だ。』
中也が寝ている時に言うから、返事は無い。
返事を聞くのが怖いから、いつも寝てる時に言う。
中也、あなたにとって私が要らない人間だとしても、
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私は、中也の側にいたい。
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作者名:クロ | 作成日時:2019年7月13日 1時