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禁句 ページ6

俺は、コイツが昔から必死だったのを知っていた。

こんな場所にいたら、必死にならざるを得ないだろう。

だからこそ、コイツには、必死にならなくても良い優しい世界で幸せになれる未来があるのなら、俺はコイツにそんな未来を渡したかった。

俺は幹部になって、部下を持って、

守りてぇ物が出来ちまった。

コイツを守りきれない時が来るかもしれない…

それなら、何処かで生きててくれた方が、失うよりずっとマシだ。

だから、俺は光の世界に逃げたいかと聞いた。

その瞬間、Aが俺を殴って思わず俺は、Aに何しやがるって言いかけたが、アイツが…

あんなに悲しそうで、苦しそうな悲痛の顔をしているのを見て、自分は言ってはいけない事を言ってしまったのだと理解した。

たとえ→←要らない?



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作者名:クロ | 作成日時:2019年7月13日 1時

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