今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:58,982 hit
小|中|大
監視 ページ34
生まれて初めて言われたその言葉に、なんて返せば良いのか分からず黙ってしまっていた。
ただ、中也の震える体に抱きしめられている内に、私の目から涙が溢れ、気が付けば私も彼を抱き締めていた。
『中也…中也…』
ただひたすら彼の名を呼んだ。
中也は黙ってそれを聴いてくれた。
それから2人でしばらくそのままでいて、落ち着いてからベッドにお互い腰掛けて話し出した。
「お前、ボスから秘密裏にある人物の監視を命令されてただろ?」
『…任務の事は言えない。』
「分かってる。実はな、俺もボスから命令を受けていた。」
『ミミックの事?』
「いや…内容はある人物の監視だ。」
『監視?中也に命令するって事は、それなりに厄介な案件じゃない?一体…』
「対象は…
.
.
.
.
.
.
A、お前だ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
76人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クロ | 作成日時:2019年7月13日 1時