検索窓
今日:14 hit、昨日:10 hit、合計:58,999 hit

最適解 ページ26

「お久し振りです、Aさん。」

『!…坂口安吾…』

「どうか、切らないで聞いてください。」

『…一体何の用?こっちは忙しいのよ。』

「これは本来口外を禁止されている事です。しかし、それでも、あなたにはこの事を伝えなければと思い連絡しました。」

安吾が言う口外してはいけない事を、安吾程の男がすると言う、事の重大さを察したAは黙って聞いていた。

「異能開業許可証…」

『!?』

「これを手にする為に、ポートマフィアは特務課と取引をしました。」

『…まさか…』

「次期にこの件は貴方の耳に入る事であると踏み、先にお伝えさせて頂きました。」

『何で私に。』

「…せめての、贖罪です。」

『は?』

「太宰くんと…織田作さんを、お願いします。」

そこで安吾の電話は切れてしまった。

異能開業許可証…ポートマフィアがミミックを潰そうとしているんだ。特務課だって無視出来ないだろう。だけど、彼等を潰すには犠牲が多くなる。
特に、リーダーの異能は織田作と同じモノで…


……!!

『織田作だから…?彼一人で行けば、彼程ならミミックを倒せるし、犠牲は彼一人で…つまり、異能開業許可証も手に入って、犠牲も少なくて…』







.









.









.









「最適解だね。」









.









.









.









.







『!!!!まさか…織田作!!!』

森鴎外の口角が上がった顔が脳内に浮かび、織田作の元へと走って行った。

叶わぬ夢→←行かないで



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クロ | 作成日時:2019年7月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。