【文スト】あなたの側で【18歳】 (ページ21)

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お菓子ページ21

私は大量のお菓子を買いに行ってた。

小さい頃、お菓子に恵まれなかった分、15のあの時施設を出てから出会ったお菓子には目を輝かせていた。

閉鎖的な世界を生きていた為、世俗に疎かった私は中也に色々連れて行ってもらった。

ゲームセンターやご飯屋さん、スーパーにも行って楽しんだ。

中でも、駄菓子屋さんは特に気に入った！

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15の頃の中也とA

『中也、ここは何だ？！お菓子が10円、こっちは5円で買えるのか？！』

「駄菓子屋だ、安くて沢山菓子が買える所だから、いつもより色んな物が食えるぞ！」

『すごいな！中也は色々教えてくれる！おススメあるか？』

「おススメ？…あー、そこにある酸っぱいグミとかうめぇぞ？」

『じゃあ買ってみる！』

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あの時食べた酸っぱいグミは、今でも好きだなぁ…

そんな事考えながら、懐かしい酸っぱいグミもあったのでカゴに入れた。

気が済んだのでお会計したら、袋溢れる量になり、ちょっとだけ織田作に申し訳無い気持ちになったが、まぁいっかと思う事にした。

施設にいた時の兄弟達にも駄菓子をあげたかったが、もういない彼等を想っても寂しいだけだ。

とりあえず、織田作に連絡した所、丁度会える事になったので袋を持って行った。

案の定、織田作がその量を見て若干固まったのは、言うまでもない。