8話目 ページ8
ci side
my「あっ…。申し訳ありません。加減を間違えてしまいました。次からは、気をつけた方が身のためですよ？」
2人を無視して昼食を取りに向かうメイドさん。一瞬、机が木っ端微塵になるもんやから、何が起きたん？
そしたら、メイドさんの拳にカスついとるのを見て、理解したわ。この子や。俺がたまたま採用試験に合格した資料を勝手に読んでた時の子や。
まさかこんな形で出会えるとは。今まで、こんなゾクゾクするとは思えないぐらい、あの子の裏をもっと知りたくなってもうたわ！！
机の距離的にあり得ない程の速さで破壊したんやろ？しかも、木っ端微塵ってww。ゴリラかいうくらいあの子、何か隠してますわ。
ci「おもろいもん見れたわー。」
shp「何が…？」
ci「内緒ー。」
グルさんが気に入りそうな予感がすんので、この
my side
my「はぁ、やらかしたなー(棒。」
食事が済むと体がぽかぽかになり、眠くなるのを我慢してなんとか体を動かせばとても健康的な1日になる筈だ。
只今、芝生の掃除中です。より日に当たると眠くなるが、美味しい空気が体に染み込むため掃除がより楽しめるのだ。落ち葉はとくに無し……。
my「……嫌な気配が。」
観光客か？いや、余りにもその可能性としてはソイツの気配が"薄い"。私は咄嗟に持っていた箒を相手の喉元をギリギリに突き詰めた。
ci「わぁっ！？」
お前かい！またやっちゃったよ…。
my「も、申し訳ございません！幹部様と気づかず、無礼なことを！！」
ci「あぁ、そんな頭深く下げんでええで！？」
チーノ様だったのか…？だけどこの気配は、未だに残っている。何処だ………。
my「…あっ！チ、チーノ様、これもまた無礼をお許しください！」
ci「…へ？」
それは、城外に庭園または農場がないか問いたのだ。もし、その先に誰か居たとしたら凄く嫌な予感がする…。
思わず、チーノ様を置いてしまい走り出した足が止まらず、辿り着くとやはり予感が当たった。
ci「なんやこれ！？」
土埃が舞っている畑が、荒れていたのだ。野菜が何処にも見当たらず、酷いのは畑の土だ。その光景にショックを受けた1人の男、ひとらんらん様が立ち尽くしていた。
my「…やっぱりな。」
ht「……誰がこんなことを。ん、何奴っ！！」
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月23日 19時
