【d!】相手は慎重にしましょう【ci】 (ページ49)

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49話目ページ49

gr「そうか、これは振られたわ。今後、チーノと宜しく頼むぞ？」

唐紅の瞳が妖しく光り、口角をﾆﾔﾘと笑みを私に向けられた。

my「チーノ様とは、そんなんじゃありませんから！？」

自分が言ったことを思い出して恥ずかしくなり、思わず部屋から出て行ってしまった…！

ci「え、ちょ置いてかんといて！」

gr「ｸｸｸｯ。あ、そういえば俺、総統だから恋愛禁止やなんてんな馬鹿げた話、解除すればええんや。」←

背後から追いかけられるチーノ様。圧倒的に私の方が速いから、めちゃくちゃ息が上がっているのを聞こえる…。

私は観念して、ベランダの外で足を止めた。

ci「ちょ…マイさん速いわ。」

my「…チーノ様、私！」

肩を掴まれ、何も言わせないように首を横に振る。

ci「全然気にしとらんで…。寧ろ嬉しかったんや！ホンマに無事で良かった。」

眼鏡が少し下にずらしているが、その隙間に橙色の目を見て感じた。私は…人生の中で唯一感じたことがないものを見つけた。

親父とお母さんが出会えたように、きっとこの感情が芽生えるんだなって。きっとこれが、好きなんだって。

my「大好きです…。毎朝起こしに行きますから、それまでにこの仕事を続けてもいいですか？」

これは、メイドとして働く4人の女が活躍する話。

女達よ、その活躍に挑め…。

To be continued..