36話目 ページ36
ハイ、5日目の世界がやって来たよん。
昨日の夜は、友情の崩壊数前だったのを無事に回避したが、一番の崩壊はこの朝だ。
my「部屋に入ったら、即ベッドから離れる………よし。」
おまじないのように呟き、ドアを3回ノックする。返事がないことを確認し、扉を開けるとふわりと蒸気が顔に当たった。
すると、部屋に居たのが腰にバスタオルを巻いた、チーノ様と目が合ってしまった…。
ci「…あっ。すまんなマイさん、俺今出たとこやねん。」
my「〜〜っ！？」
ci「いつものお寝坊さんのチーノやと思った？
マイさんww」
彼の風呂上がりの姿に思考が停止してしまった私は、まんまと嵌められたような気がした。
そんな動けなくなった私をいい事に、チーノ様は私をドアまで迫られ、気づいたら目の前に橙色の目が。
……え？背中にドア…ドア…ドア…あれれ？
i『「アイは、お二人を応援します♪」』
昨日のアレやコレを思い出してしまい、私は視線を逸らそうとしたら、強制的に顎を掬われ目と目が合ってしまった。
ci「目逸らさんといて？」
my「も、申し訳ありません。チーノ様、無礼な行為を致しました…直様此処を立ち去りますので！」
ドアノブに手を掛けようとした所を見られたのか、男の差があり片手で両腕を上に止められた。
こんなの知らない…。心の奥から凄く痛いのは何？
ci「マイさん…俺、……もう我慢出来ひん。」
my「ちょ、待て…チーノ様！」
すると、背中越しにコンコンと誰かがノックした。ショッピ様の声がする…。だけど、この状態見られたら！
…なんてことを考えたら、
ci「ああ、すまんなショッピ。先行ってくれへん？俺今ちょっと着替えるとこやわ。」
行ってしまわれたぁあああ！！ほら、もう雰囲気的に不味い…！コイツとアイさんの思い通りにされる前に、腕を振り解こうしたら更に強く絞められた。
そんな私を見て楽しんでいるチーノ様にイラッとし、必殺の頭で顎を食らわした。
ci「あでっ！」
my「次やったら、急所を狙いますからね！！」
捨て台詞を残して、勢いよく扉を閉めて走り去る。
ci「……最っっ高やわww！！」
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月23日 19時
