23話目 ページ23
私の腰をガッチリホールドされたぁああ！？あと、足も絡まれ身体が密着しすぎ！本当に不味いから、アンタの体温のせいかこっちまで眠くなるから！？
my「い、いい加減にっ！」
必死な思いに足をバタバタと動かしたら、
ci「あっ…せやったわ俺やらかしたかも。」
……何を？急に申し訳ないような雰囲気を漂せ、そんな困惑した私を見るチーノ様は、何故か頬を赤く染めてこう告げられた。
ci「履いてないねん…パンt((my「とっとと支度しろぉおおお！！」あでっ！？」
頭を鍛えているからには、顎を食いさせてその隙に抜け出せた私は、
my「掃除はご自分でしてください！！！」
と放置してやった。私悪くないもんねー！そっちから仕掛けられたし、襲われたし。
そんな記憶が頭の中から離れられない苛つきさに、私は廊下をズカズカと靴が鳴るぐらい歩いた。そこで、アイさんと遭遇した時には、ほんの少しだが、苛つきが治った。
i「マイさん、おはよう…顔赤いけど、熱あるの！？」
my「いや、これはでっかい犬に絡まれただけよ…。もしかして、廊下の掃除？」
i「はい！あぁ、でもアイには高い所が届かなくて…。」
my「手伝うよ。」
i「わぁ、ありがとうございま…ん？」
普段明るい筈のアイさんが、突然静かになりだした。すると、私に近づき鼻をスンスンと嗅ぎだした途端に、ムッとした顔になる。
i「……マイさん、香水つけてますか？」
my「いや？香水はあまりつけない方だけど…。」
と答えたら、いきなり抱きしめられたのだ。まさかの2回連続で人に抱き付かれるなんて思いもしなかった。
i「…ぃです。」
my「…はい？」
i「いいえ、何でもありません。充電完了です！掃除しましょう！」
いや、絶対何でもあっただろ！？アイさん時々、謎なのが怖いって！廊下やベランダの掃除を終えると、昼食の時間に入る頃だった。
午後の仕事は、仕事というよりも教室に通う予定だ。
分かりづらかったかもしれないが、料理が苦手なミィさんとミネさんの場合は、料理教室に参加するという事だ。
よって、私が参加する教室は、お茶会を用意する際のおもてなし作法を学ぶ予定だ。それが、楽しみで食堂に入った途端、奴が視界に入りこんだ。
そうだったよ、昼食には奴がいるじゃないかチーノ幹部ぅううう！！私はすぐに目線を逸らして、ご飯を取りに行ったのだ。
ci「(まだ怒ってて可愛えなぁ…ww)」
shp「朝からご機嫌やな…。」
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作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月23日 19時
