【日常組】名もない日記6【d!】【ら運営】

進んで ページ48

私の強いところ…？


si「ユウさんの本当の気持ち、全然隠れてねぇよ。
地獄耳舐めんなっ！！」



掴まれた私の肩を揺らし、しにがみくんの目には一杯涙を流していた。


ユウ「なんで……。なんでなんだよぉ…！」

si「人に基準なんかねぇよっ！！
ここにいる俺らと、アンタがいるだろ…！」





……………………。






ああ…。






そうか…。





彼らだって、







同じ人間(そんざい)じゃないか。





馬鹿だな…私は。


pe「しにがみくんの言う通り……。
ユウさん、僕たちがいるじゃないか！」



怒っているような、悲しいような。


リーダーの言葉を理解しなかった私は、メンバーとしての資格が足りなかった。


kr「弟子が巣立つ姿を逃す師匠がいる訳ないでしょ…？」



ここまで育ててくれた恩師がいるじゃないか。



tr「君もP.K.S.T団の一員だよ…。俺らも一緒に行くよ。」



皆と一緒に歩んだ道を、切り離してはいけない。



ユウ「……みんな。」

ありがとう





黄色、紫、青、緑。


そして桃色を加えた少年少女達が円陣を組んだ。



pe「俺たちの旅は、まだ終わってない。
俺らP.K.S.T団っ！ユウさんを元の世界に帰還せよっ！！絶対にっ！！！」




組んだ肩が力に入る。




腹から声を出す準備は整えている。




喉が枯れるくらい、溜めていた心の臓から気持ちを吐き出すように。




pe「気合入れていくぞー!!」



「ｴｲ、ｴｲ、ｵｰ!!」「俺たち最強ー！！」
「We love nichijo!!!」


pe「いや、最後まで決めろよ！？」










成程ねぇ…。


あの子は決して悪でなく、物語の基準に選ばれた唯一の希望者か。


myz「最後の配信で、最後まで見守ってくれたアンタに感謝をしなきゃ。」


あの二人に、皆の元に帰る時が来たら。


「まゆゆー！！」



凄い事になりそうだな。

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